第18話 「冷却パイプ」
18話です。感想などありましたらよろしくお願いします!
3人の目の前には、冷却水が20L以上も漏れ出してできた大きな水溜りがあった。
「どこから漏れたのか調べよう!」
カグたちが周辺の冷却パイプを調べようとしたちょうどその時、ワイシャツ姿の男がやって来た。
「え…なぜこんなに…?あ、申し遅れました。私はSAKURAの管理長を務めているピーター・ブラッドだ」
「第247研究棟107号室のプロジェクトリーダーの里然レナです」
「同じく第247研究棟107号室の化口洋樹です」
「同じく第247研究棟107号室の涼気学です。よろしくお願いします」
「ああ、よろしく。で、今どんな状況か教えてほしい」
「えっと…私たちは11時からSAKURAを使い始め、11時35分ぐらいに1回目の実験をしようとしたのですが、その直前で警報ブザーがなったため、監視カメラなどで冷却パイプの異常が無いかを調べたところ、先ほどここに異常が見つかり、今見に来たという状況です」
「なるほどな…。ということは、まだどこのパイプから冷却水が漏れ出したのかわかっていない、ということだね?」
「はい。それをこれから調べようと思っています」
「じゃあ、手分けして探すか」
「わかりました」
それから30分後。
「あ」
カグが何かを見つけた。
「何かあったの?」
カグの声にレナが反応した。
「これ。確かに穴が塞がった跡があるんだけど…」
「…丸いわね」
2人は冷却パイプにある直径1cmほどの丸い円を見ていた。確かにその円はジェルが固まったときの色をしているが、これが劣化など自然にできたものとは思えないものだった。
そこへリョウとピーターがやって来た。
「確かに穴が塞がった跡だね」
「これ、ドリルのようなもので空けた跡じゃない?」
「確かにドリルで開けたような跡に見えるが、調べないとわからないな…。ちょっと待っていてくれ」
ピーターはそう言うと、小走りで来た道を戻っていった。
それから30分後。息を切らしながらピーターが戻ってきた。手にはボタンやモニターなどがついている10cm四方の機械を持っていた。
「あの、それは?」
「ああ。これはパイプの断面をスキャンできるものだ。あくまで簡易的なものだが」
ピーターはそう言うと、カグが見つけたところにスキャン装置をもっていき、いくつかのボタンを操作した。
それから2分後、「ピー」という音がなった。スキャン終了の音らしい。ピーターは、モニターに写っている映像を入念にチェックし始めた。
それから5分後。
「これは間違いなく、ドリルで開けられた穴だよ」
「え!?ということは、誰かが故意に空けた穴、ということですか!??」
ピーターの言葉にカグは動揺を隠せなかった。
「ああ。残念ながら」
「何が目的で…」
誠に勝手ながら、しばらくの間小説の更新を止めます。できるだけ早く更新を再開しますので、応援よろしくお願いします!




