第14話 「新たな発見」
14話です。「good」や「bad」というような一言でもいいので、感想をお願いします!
しばらくして、カグのコンピュータの前の画面には、10個ほどの計画書の名前が並んでいた。
「ほとんど削除されていたけど、それでもけっこうあったな…」
「で、計画実行日とかわかった?」
「…もう少し待ってくれ」
そう言うと、1つ1つ計画書を開いていき、内容を読んでいった。
「あ」
「ん?どうしたの??」
「これ…か?」
カグが見ていたものは、2067年4月1日という文字。その上には「計画実行日」と書かれていた。
「え…今日は19日だから…あと13日後!?」
レナは思わず大きな声で言った。
「その計画書の書かれた日にちは??」
「昨日だ…ただ、まだ変わる可能性もあるな」
「とにかく早急に対策をしなくては…」
リョウがそう言ったとき、「ピピッ」という音がした。通販で頼んでいた荷物が届いた音だった。
「あ、届いたな。ちょっと取ってくるぜ」
そう言ってカグは研究室から出て行った。
「しかし、なぜ4月なんだろう?」
「何かイベントみたいなことがあったかしら??」
「イベントといっても…あっSTEC見学会があな」
リョウが思い出したイベント、それは4月1日にある「STEC見学会」。1年に1度、一般の観光客も入れない研究施設などが開放され、STECの科学技術を間近に見学することができる。毎年10万人も訪れる、STECの大イベントなのだ。
「ということは、このイベントの最中にSTECを何らかの方法で破壊することが目的なのか!?」
「ええ、そうみたいね…あ、ちょっと飲み物買ってくるわ」
「じゃあ、コーヒー1本。リョウの分も買っといて。お金はまた後で」
「わかったわ」
そう言ってレナも研究室から出て行った。
一方、カグは研究棟の玄関に届いた箱を持って部屋に戻っていた。すると反対側から、きっちりとスーツを着て、手に紙袋を持っている男がやってきた。
「あいつ、誰だ?」
すれ違いざまに顔を見たが、全く見覚えの無い男だった。この研究棟に外部からの訪問者は珍しいのだ。だが珍しいといっても稀にあるので、カグは深く考えることはしなかった。
それから数分後。107研究室にて。3人はレナが買ってきた缶コーヒーを飲みながら、さっき届いた箱の中を確認していた。
「お~、これだこれだ」
リョウが手にしているのは、黒い粉が一握りほど入っている袋。これがSTECの中で一番最小の盗聴器なのだ。1万個入っている。
「さて、何に入れるかな…」
カグはいかにも「悪戯っ子です」というような顔で言った。
…。皆さん、むやみに食品に異物を入れないようにしてくださいね?
さて、次回15話!3/24の18:00に投稿します!




