第10話 「最終計画書」
第10話です!ようやく物語が動きます!!感想、評価などありましたら遠慮なくお願いします!!!
リョウは一枚の紙を持っている。その紙のタイトルは…
「CONECTの破壊計画に関する最終報告」
日付を見ると、今から2年前、ちょうどCNNECTの事故とほぼ同じだ。そこにかかれていた内容は…
リョウの手は無意識に震えていた。まさか、あの事故は故意に起こされたものだったとは。いや、まだわからない。この計画書は誰かがふざけて作った可能性もある。第一、あの事故の原因は無人ヘリの衝突として処理されたはずだ。とにかくカグとレナにも見せなくては。
10分後。107号室では言い争う声がしていた。
「あれは絶対新しい物質よ!」
「いやいや、いつもそう言いながら全く当たっていないじゃんか!信用できないね!!」
どうやら、カグとレナは、見つけたものが新物質かどうか賭けているらしい。負けたほうはジュース10本のおごり。そこに息を切らしてリョウが帰ってきた。
「あ、リョウ!受け持ってもらえた?」
「それより!これを見てくれ!!!」
そういって、さっきゴミ捨て場にあった計画書を2人に見せた。すると、2人の顔色が一瞬で真っ青になった。
「え…これって…」
「うそ…だろ…」
そう言った後、3人はしばらく沈黙した。が、この空気に耐え切れなくなったのか、レナが口を開いた。
「いやいやいやいやいやいや!これは何かの間違いよ!!誰かが面白半分で作ったんでしょ!!!そうに決まっている!!!!」
レナはそう言っているが完全に動揺している。
「僕もレナと同じように、誰かが作ったんじゃないか、と思っているんだけど…」
「…」
リョウが言った後、3人は沈黙した。と、カグが何かを見つけた。
「あれ?このパス、どっかで見たことがあるな…」
計画書の下のほうにある2つのパスコードである。カグは腕を組んでしばらく考えた末、あることを思い出す。
「思い出した!ネットワークのセキュリティーパスだ!って、これ最高ランクだぞ!?ネットワークパスも上層部しか使わないSランクネットワークパスだ!!!」
どうやら「N-P」の横に書かれたパスがネットワークパスで、「S-L」の横に書かれているパスがセキュリティーパスらしい。
「え!?うそ…ということは……本物なの?」
「ああ、認めざるを得ない…」
レナの質問にリョウは悔しそうに答えた。
実は、カグはコンピュータやネットワークに非常に詳しい。普通の人でも知らないことも知っている。そのため、上層部のごく一部の人間しか知らないパスの配列のことも知っていたのである。ちなみに、ここでいう「上層部」は、STECを統括している、中心的なメンバーのことだ。大統領や首相のような立場である。
「だったら、どうやってあのケーブルを切断することができたのよ!?」
そう、一番の疑問はそこである。CONNECTの中枢部は「CA(Anti Culprit)(警察と同じ)」と、その他10人以上の監視下がないと入ることは許されず、普段は全てコンピュータによって管理されている。さらに、全方位監視カメラはもちろん、生体反応センサーや赤外線レーザーセンサーなども設置されているため、CONNECTの中枢部分に入り込んだカメムシであろうと、即座に警報が鳴る。このようなセキュリティーをどのようにして潜り抜けることができるのか、3人は全く見当もつかなかった。
…なんで「カメムシ」にしたんだろうな…。実は、自分が小さいころにカメムシに噛まれて痛い思いをしたことがあります(笑)
さて、次回11話!カグの様子にご注目。3/20の12:00(正午)に投稿します。




