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~第7話~

 『ガラガラー』

 僕はドアを開け、教室に入った。

 後ろに鷹がついてくる。

 今日は一番にこれたようだ。

 「いやっほう!!」

 とりあえず言ってみた。

 右手を高々と上へ

 だって、今まで(小学校も含む)で一番に来た事なんて無かったんだもん!

 ふざけたって良いじゃないか!

 「やけにテンション高いな。どうした?広気。」

 「いや、なんでもないよ。」

 「逆に何も無いほうがおかしな人に見えるぞ。」

 まぢでか・・・。

 もういいもん!

 変な人でもいいもん!

 知るかっ!

 ま、どうでもいいけど。

 一人で開き直っていたら、いつの間にか自分の席に着いている鷹を見つけた。

 「いつのまに席に着いてたんだよー。」

 「広気が気づかないうちにだよ。」

 僕も自分の席に着いた。

 それ同時に、

 『ガラガラー』

 ドアが開く音がした。

 誰が来たのか確かめるために僕と鷹はドアの方を見た。

 と、そこには川下さんがいた。

 下川さんは僕らの方を向いて微笑んだ。

 「おはよう。」

 笑顔頂きましたーっ!

 やっぱり下川さんは可愛いなぁー。

 「今日は早く学校に着いたから一番かと思ってたのに、川実君も菊川君も今日は早いんだね。」

 下川さんは自分の机に向かいながら言った。

 椅子を引いて座る。

 「・・・」

 「・・・・・・」

 話ス事ガ何モ無イ・・・

 気まずいよぅ。

 せっかく二人きり(に近い)状態なのに・・・。

 鷹は何か本読んじゃってるしー。

 「あ、か、川実君?」

 「え!あ、はい、なに?」

 話かけられたっっっっ!

 「えっと、今日の宿題で分からないところがあったから教えてほしいんだけど・・・ダメ?」

 「いやいや、大丈夫だよ?どのところ?」

 あぁ、下川さんはやっぱり可愛いな~。

 そんな可愛い川下さんに教えてあげようじゃないか。

 「何だ?勉強すんのか?俺も混ぜろよ。」

 鷹が割って入ってきやがった。

 くそう、せっかく2人でやろうとしてたのにっっっ!!!

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