第18話 祈り
どうやら、凛子が出勤した後、毒母とかなりの
口論になったようで、
妹が、福祉の担当の人を呼びつけて、実家まで
迎えに来てもらったみたいで、
捨て台詞を吐いて、出て行ったようなのだ。
甥っ子も自立支援センターから帰って来て、
「あれ?ママが居ない…。」って
驚いていた。
なので凛子は、甥っ子に、
「あなたの望みを叶えてあげたのよ。」と
言うと、喜んでいた。
まだ解決出来たわけではないが、ひとまず…。
妹がこの家を出て行ってくれただけでも、
少し一歩前進…。
出来た気がしたのだった。
凛子はさっそく、太陽に電話をしたのだった。
妹が家を出て行った話をした。
太陽はとっても驚いていたが、「よかったね。」
と言ってくれた。
福祉の担当から、夜、電話があった。
どうやら、妹は…「死ぬ~」と叫んで
福祉の担当の人を呼び出したらしい。
やりそうなことだわ…と凛子は思った。
一方…宇宙は、凛子に打ち明けられてから…。
その事をずっと考えている。
自分が凛子に叫んだとは言え…。
まさか???
このような展開になって行くとは…
まるで思ってなかった。
20代そこらの若い人なら、すぐ出逢って
付き合ったりが出来るのは、そんなに難しい事とは
思わなかったが…。
40代のバツイチ女性は、時間がかかるであろうと
宇宙は思い込んでいた。
そして、凛ちゃんってかなり賢い聡明な女性なんだと
今回の事で、より感じたのだった。
僕もしっかりしなきゃなぁ~っと宇宙は思った。
しかし、我ながら、思ったよりも…
凛ちゃんに独身の恋人が出来た事は、
かなりのダメージを受けている。
でも、反面…。
さすが僕の「ふたごちゃんの魂の相手だ!!」と
誇れるのはあった。
―宇宙の心は複雑に揺れていた。―
凛子はそんな時…。
またネット情報で…。
「トリプルレイ」という言葉を、
初めて知ったのだ。
内容を読んでいると…。
これって太陽の事?って
思う事が数々書いてあった。
説明:「トリプルレイは、
ツインレイのサイレント期間中に、
出会うことが多い。」
↓
凛子「なるほど、確かに、
宇宙と距離を置いていた期間に、
太陽と出逢っている。」
説明:「大きな試練に、
立ち向かおうとする、
ツインレイの身近に現れ、
試練を乗り越えるために、
支えるという役割を持っています。」
↓
凛子:「確かに、凛子自身、
大きな試練に立ち向かおうと、
決めた時、ひとりでは難しいと思い、
太陽と出逢った。
そして、太陽は、
凛子らしく生きられる手伝いを、
させて欲しいって言ってくれた。」
説明:「ツインレイの男性は、
チェイサー側の女性が、
成長するために、
厳しい試練を与える存在に対し」
「トリプルレイの男性は、
ツインレイの試練に、
立ち向かう女性を支え、
ありのままの姿を、
受け入れて愛してくれる存在です。」
↓
凛子:「確かに、宇宙は凛子が、
成長する為に、
今回、背中を押してくれた。」
「太陽は、目の前の凛子の試練に対して、
ありのままの姿の凛子を受け入れて、
支えてくれている。」
説明:「例えるなら、(頼りになるお父さん)
というイメージでしょうか。
そのためツインレイの女性にとっては、
トリプルレイの男性は安心でき、
精神的にも大きな支えとなるでしょう。
↓
凛子:「うんうん、お父さんって感じがする。
体型も、雰囲気もそんな感じ。
うんうん、和み系ではあるから、
安心出来るのはある。
精神的にもかなり大きく支えて
もらえている気がする。」
色んな説明に、
答え合わせをしてみると…。
太陽は、「トリプルレイ」という
存在ではあるようだ。
今の時代は、早い段階で、ネット情報で、
答え合わせが、
出来るから気付きやすくていいなぁ~って
思ったのだった。
宇宙との時は、何か分からないけど…
凛子の中に…
「ふたごちゃんって感覚」だけが
あって…。
宇宙と手探りながら…。
模索して来ている。
宇宙が今、凛子に恋人が出来た事で、
恐らく
葛藤しているだろう。
でも、その葛藤もまた、
凛子と宇宙が、今よりも
もっと魂を磨く事が出来て、
よりふたりの魂の相乗効果による成長を、
促進して高めてくれる事になって行くんだわ。
と凛子は宇宙との「魂の真価」を
信じたいと思ったのだった。
宇宙~。聴こえてますか?
あなたはとても素晴らしい人です。
凛子にとってかけがえのない
無二の存在です。
今は、複雑な思いで、
葛藤されている事と
思いますが…。
どうか…。
ご自身の「魂の真価」を、
しっかり…。
真摯に、問うって下さいね。
凛子もあなたが、
背中を押してくれた愛情に、
とても感謝しております。
なので、これからも、
真摯に応えて参ります。
凛子は胸に手を当てて、
自分の魂から宇宙の魂へと…。
「魂のメッセージ」を
送ったのだった。
全身全霊から…
無二の宇宙に…
「祈り」を込めて…
「己を愛して、打ち勝て!!」




