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「七大司祭の厄介なところは『超法則が公開されていないこと』にある。一般人はもちろん、てきとうな神官はまず知らねぇ。三日待ってから世界法典をぶっ放すこともできるが、流石にリスクが高すぎる。まずは調べるところから始めねぇとな」


 七大司祭の超法則が秘密とされているのは、神官による謀反を防ぐためなどいろいろな理由があるらしいが……クシアからすれば厄介な話だ。


『月体国以外は遠いものねぇ』

「あぁ。月体国以外は移動に三日もかかっちまう。移動さえしちまえば潰すのは楽だが、その間に月体国が他所と連携をとったりしたら流石に不味いからな」

『療養ついでに調べようってわけね』

「ま、そういうことだ」


 クシアはゆっくりと立ち上がり、ふらふらとした足取りで歩き始める。


「もうちょっとしたら超法則が少しは使えるようになるとは思うが……先に動けるだけ動いとくか。いくぞ、カース」

『はいはい』


 クシアは月体国がある方向に向かって、ゆっくりと歩き始める――


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