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手法の多さ


「……はぁ……?」


「つまり、ただの紙切れであっても独自言語が書かれた時点で超法則が適用されるっつーわけだ。独自言語自体は超法則の管轄外だから俺には読めねぇが、媒介は超法則の管轄内だからどういうものか理解できるってわけ」


「そんなこと、ありえるわけがない……言語を知らないお前に使えるはずがない!」


 クシアの話を理解できていないのかまだ食って掛かるワンダに、クシアは頭を搔きながら続ける。


「あー、まぁそりゃテメェはそういうだろうな? テメェは言語が分かるだろうしな? さてどう言ったもんかね……そうだな、ゼロからつくることはできねぇが他人が作ったものを盗むことはできるとでも言えば分かりやすいか? 例えば銃を盗めば作り方を知らなくても銃を使えるのと同じだと言ったら、どうだ?」


「な……」


 ここでようやく理解できたのか、今度はワンダの顔が絶望に染まっていく。


「理解できたか? まぁ、そういうことさ……『手法』を無駄に多く用意しておいたのが、あだになったな?」


 クシアはそれを見て、満足そうに口を大きく歪ませた。


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