表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/333

【手法】


「それは……!」

「お前が用意した『手法』だ」


 ワンダはそれを聞いて初めて、自身が何をされたのかを理解する。だが、それはワンダからすればありえないはずのことでもあった。


「バカな! お前に使えるはずが……」


 ワンダは全身に走る苦痛を我慢しながらも必死に吠え掛かる。対するクシアはゆっくりと背伸びをしながら返す。


「それが使えちゃうんだな、お前の超法則は取り込み済みだ」

「それこそ、バカな……仮にそうだとしても……お前にその言語が読めるはずが……」


 そこまで言った時、初めてワンダの目にクシアの顔が映る。


 その表情は――


「俺は言語は知らなくても、既にある手法がどういうものかは分かるんだよ」


 ――口を横に大きく歪ませてワンダを見下す、どこまでも歪んだ笑顔だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ