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賭けの結果


「グゥオオオオオオオオ!!」


 ワンダは闇の津波に飲み込まれてもなお、止まることなくクシアに襲い掛かる。闇の中に飲み込まれたワンダの視界は真っ暗になって何も見えなくなるが、それでも前進をやめないまま爪を振りかざした。

 だが、ワンダの爪に手ごたえがない。切り裂いた感触がしない。


 闇が晴れていったとき、そこにクシアの姿はなかった。


「グゥルルルル……」


 ワンダがあたりをキョロキョロしながら殺意がこもった形相でクシアの姿を探していると、ワンダの背後から大きな声が聞こえてくる。


「俺はこっちだぜ?」


 その声とほとんど同時にワンダは後ろに向き直って、再び勢いよく突進する。クシアはだいぶ離れた位置にいたというのに、ワンダの体はすぐにクシアの目前にまで迫る。クシアが対応するように右腕を伸ばしてワンダの体に一撃を入れるが、当然ワンダの体には傷一つつかない。


「グゥオオオオオオオオ!!」


 ワンダの爪が、クシアの脳天を一直線に切り裂こうとした、その時。


「残念だったな?」


 クシアのその呟きと同時に、ワンダの全身が勢いよく爆ぜた。


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