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闇に溶かす


「ガッ……!?」


 少年に突き刺さった闇は、まるで中に水が流れるポンプを想起させるかのように、何度か大きく波打つような変形を見せた後、すぐに少年の元を離れる。


「~~~ッ! ~~~~ッッ!!」


 突然闇を刺された少年は倒れ、ジタバタと苦しそうにもがいている。だが、その体が破壊されることはなかった。


『…アンタ、何をしたの?』


 今まで見たことのない反応をする少年を前に、脳内でカースがツッコんでくる。

 それに対し、クシアは脳内で答えた。


「コイツに俺の闇を流し込んだ。まぁ、ちょっとした実験さ」


『実験? ……まさか』


 クシアの闇には、最近判明したある性質がある。


 それは、ありとあらゆるものの"変形"。普通の人間を異形の化け物にすることもできれば、肉体を改造して特異体質のような性質を持たせたりすることが可能だ。


 あの時から、クシアにはずっと試したいと思っていた思い付きがあった。


 この性質を利用すれば――――普通の人に、"超法則を持たせること"もできるのではないかと。


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