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チームとしての強さ


(クソッ!)


 クシアが超法則『超人』を使って、結界の元へ逃げようとすれば――


「――逃がさへんよ」


 今のクシア以上に早く動けるオーガが行く手を阻み、クシアを騎士連中の中心まで蹴り飛ばす。


「ッー!」


 そして、クシアがオーガの蹴りに怯んだ隙を狙って――


「「「うおおおおおおおおお!!」」」


 アイドの『奮起』によって士気を高められた騎士連中が攻撃を仕掛けてくる。


「がぁっ!!」


 クシアはその見事な連携をかわしきることが出来ず、体から真っ黒な血が飛び散っていく。


(あの女が言っていたことは本当だ! 奴らの攻撃を喰らうたび、闇が削られていく感覚がする!!)


 今のクシアにとっては超法則者でもない騎士連中の攻撃すら致命的な一撃になりかねない。絶対に殺すことが出来る状態にある俺を、絶対に死なない状態となった連中が俺に恐れを見せず果敢に攻撃してくる。


「……ヘヘッ」


 クシアは闇の津波を放ち、周囲一帯の視界を奪う。

 そして、その隙に『超人』を起動し、建物の壁を飛び跳ねるように移動する。


「!」

「まずは厄介なテメェから殺す」


 クシアはフループの背後にまわり、その命に迫ろうとするが――


「させるとでも思ったか?」

「――なっ」


 フループの全身を覆い隠すように現れた巨大な銀色の筒が、俺の攻撃がはじいた。


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