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応用戦法

「何が人を平気で傷つける、だよ。テメェも大概じゃねぇか」


 目の前に瞬間移動したかのように現れた男に向かって、俺は挑発するように言い放つ。


「えぇねん。この辺はどうせ誰もおらへんのやし、君みたいなのに真正面から突っ込むのも危険やろ? 使えるもんは使わんとな」


 対して目の前の男は挑発を無視して、ヘラヘラとしている。


「で? まだ俺はぴんぴんしてるわけだが……まさかネタ切れとか言わねぇだろうな?」

「ほざけ。まだ始まったばっかや……ろッ!!」


 男が再びその場から姿を消して、またかよとおかしくなりながらも再び全身に闇をまとう。

 だが、凄まじい轟音と地響きを感じた直後、俺の全身に今まで感じたことのない妙な違和感が走る。


(落下するみてぇな感覚がする……)


 俺は即座に超法則を使って、宙に浮かびながら身に纏う闇を一時的に消し去り、足元へと視線を向ける。それを見た俺は笑いをこらえきれなかった。


「ハハハ……本当に面白れぇなぁ!? どうやったんだよ、コレ!」


 足元から周囲一帯の地面が消えて、底の見えない真っ暗な大穴が開いていたのだ。


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