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子供って

作者: ひとやすみ

私には二人のお子様がいる。

上が男の子で下が女の子。

二人とも成人になってるので“子”というのは違うのかもだけど。

子供というのは色々とやらかすもの。

大人が考えもしないようなことをね。

まずは長男から。

とにかく、大人しくしないお子様だ。

歩くのも早かった(10カ月)し、好奇心が旺盛。

子供茶碗半膳食べさせるのに一時間半掛かった事もある。

一口入れると走って逃げてしまうし、椅子になんて座っていない。

大好きだったのは乗れるプラスチックで出来た車で、地面を蹴って自由自在に走り回る。

当時住んでいたアパートの駐車場で遊ばせていたのだけど、ちょっと目を離した隙に道路の近くに立って居て、目が合った瞬間、道路へ向かって走り出す。

二人目を妊娠中だったけど、その時ばかりは私も猛ダッシュ!

一緒に子供を遊ばせていたママさん達が悲鳴を上げ、

「そんな大きなお腹で走らないでー!!」と言うが、聞いちゃ要られない!

バカ息子が車に轢かれる方が大変なのだ。

何時も「道へ出てはダメ!」と言われるから、わざと私が見るのを待っていた。


またある時、キッチンにいた私は強い洗剤の臭いに気が付いた。

?と思い部屋に行くと、コンパクト洗剤を肘に掛けてご機嫌な息子が、

「♪ら~♪ららら~♪♪」と鼻歌を歌いながら握りしめた洗剤用のスプーンで洗剤を撒いていた。

部屋中に。

どんなに掃除をしても臭いは暫くの間消えなかった。


夕食の用意をしていたら息子が、

「ママ!大変!▲▲(娘のこと)がっ!」

(えっ?)と思い急いで部屋へ行ったら、前髪の無くなっている娘がいた。

しかもご機嫌で笑っていて、手にはハサミ。

わざと娘にやらせたに違いないと思って息子の顔を見た私は確信した。

(焦った様子も無くて笑っていたから)


中学生の時は学校のガラスを2回も割った。

廊下で野球をしていたらしい。

何故、学習しない!?


ある時、学校に用事があって駐車場から校舎へ向かって歩いて行くと、笑いながら楽しそうに全力で友達を追い掛ける息子の姿。

「………。」

当時、息子は足首を骨折していて松葉杖を着いていたのだが。

杖をつきながら全力で走れるなんて、我が子ながらオカシイ。

治りかけていたとは言え、ギプスもしたままなのに……

そんな奴なので、完治するまでには松葉杖を折り、新しい物に変えて貰いボロボロになったギプスは巻き直して貰った。

頑丈な松葉杖を折るなんてとお医者さんからは呆れられた。

尤もであるし、申し訳ないしでいたたまれなかったわ。

因みに、ギプスは木製からアルミ製に変わりました。





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