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エリザベス・パーマーはツルッパゲに一目惚れする。
アークレッドのとある日常からコピーです。
わたしの名前は、エリザベス・パーマー。
大国リオンの立派な貴族のお嬢様。
何代か前にも王女降嫁したこともかる大貴族の娘。
で、大国リオンでも1、2位を争うほどの美女。
夜会への招待所も、釣書も、年頃になると父の書斎を埋めてしまって、
執務が出来なくなるなんてよくあった。
とにかく、私は皆の言うところの絶世の美女。
ーいやまだ十代だったから、美少女だったわ。
青春を謳歌しようと入学した、
あの日
入学式で在校生代表として挨拶をした男子生徒をみた衝撃はいまでも忘れられないわ?
だって、高等部二学年だった彼はまだ16歳。
なのに、
なのに!
見事なまでのツルッパゲ。
ヤジにも淡々と冷静な応対で、完璧に祝辞を述べたの。
もう、かっこ良過ぎて困るわ〜。
ほんとにカッコいいの私のポマス。
愛しい私のツルッパゲ。