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学園祭[9]

ラズルとクイナは店を出す場所を確保する為、公演を行うステージがあるとても大きなホールの様な場所へ来ていた。


「おー、凄ぇ広いな」


「これ一体何人まで入るんでしょう....」


「パッと見て1000人は入りそうだな」


「そんなにですか?!流石王都1の学園ですね....」


「これなら沢山の客が来るな!」


「もう既に色々なクラスの人が場所取ってますね」


「ああ。俺達も早く良い所取っちゃうか」


「入り口付近がまだ開いてますから取っちゃいましょう!」


点々と開いていた場所を柵で囲い、1年Aクラスという札を掛けておく。


「良し!場所はこれで良いとして、後は店の外装と内装を決めて建てないとな」


「お店を建てるって大変そうですよね....」


「確かにこの規模の店を1から建てるとなるとかなり時間が掛かるだろうな」


「ですよねー」


「その為の1ヶ月という長い準備期間だろ?それにうちのクラスにはドワーフであるロロが居るからな」


「確かに!ドワーフであるロロさんなら上手く建ててくれそうですね!」


「これで場所はもう大丈夫だろうから一旦教室に帰るか」


「危なかったですね、もうお店を構えられる場所ほとんど残ってませんよ」


「しかも結構良い位置を取れたな」


ラズルとクイナがホールを出て教室へ戻る。


「ただいまー」


「あ、良い場所取れた~?」


「おう!結構良い場所が取れたぞ」


「良かった~」


「あ、そうそうロロに1つ頼みがあるんだが」


「ん~?」


「場所を取れたのは良いんだが、店を建てなきゃ意味が無いんでな、ドワーフであるロロを中心として店を建ててくれないか?当然俺達も協力する」


「任せろ~」


「助かる~」


「ラズルさん口調感染してます」


「おっといけねぇ...危うく洗脳される所だった....」


「惜しかった~」


「ふっふっふ~残念だったな~」


「だからラズルさん口調感染してますって~」


そんな下らないやり取りをしながらロロが店の構造を決め、それを参考にそれ以外の生徒達で外装や内装を決めていった。


「うん。これなら良いと思うよ~」


「良し、ロロ親方の太鼓判も貰った事だし、店を建てる為の材料を買ってこないとな」


「おら男共ー!さっさと買い出し行くぞー!」


「「「おおー!」」」


ラズル率いる買い出し軍団が出発し、クイナやロロ達女子生徒は小道具作りを再開した。


~~~~~~~~~1時間半後~~~~~~~~~


「おらおらどうしたどうしたぁ?!お前らはそんな物も持てねぇ軟弱者なのかぁ?!」


「「「うおぉぉぉ!!」」」


ラズルとグラウィスを除いた男子生徒達が一致団結して大きな木材を運んでいた。


因みにグラウィスは何故か1人で運ばされており、ラズルは手ぶらであった。


「材料を買うだけなのに何してるんですかあの人達....」


「よぉーし!ここに置けぇい!」


ラズルが指定した場所に皆が疲れ切った顔で木材を置いていく。グラウィスはあまりの疲労に木材を置いた瞬間に倒れ込んでいた。


「....ラズルさんこれどういう状況ですか?」


「いやー、ちょっと城下町まで行って材料を買って来たんだが、思いの外量が多くてな?こうして皆に手伝って貰った訳だ」


「そういうラズルさんは何故手ぶらなんですかね?」


「馬鹿野郎。この中で1番材料運んできたのは俺だっつの」


「?ああ....成る程」


【収納箱】(アイテムボックス)


ラズルがそう言い放つと、異空間から(おびただ)しい量の木材や道具が出てきた。


「ちょちょちょ!何ですかこの量?!」


「いやー、一応この位必要かなぁって。因みにこれでまだ10分の1」


「屋敷でも建てる気ですか?!」


「まぁ多いに越した事はねぇじゃねぇか」


「それはそうですけど....限度ってものがあります!」


「良いじゃねぇか余ったらまた何かに使えば良いんだしさ」


「....無駄遣いは辞めて下さいよ?」


「分ーった分ーった」


「ほらほらお前らこんな所でへばってる場合じゃないぞ!これから店を建てにに行くからな」


「「「はぁ..はぁ...そんな便利なものがあるなら俺達の分も運べよ....」」」


「良いトレーニングになったろ?」


「「「何度か死に掛けたわ!!!」」」


「おーおー皆で協力したお陰で息ピッタリじゃねぇか。良かったな!トレーニングだけじゃなくクラスメイトとの親睦も深まったぞ!」


「「「お前への殺意しか深まんねぇよ!!!」」」


「はっはっは!上手い事言うじゃねぇか!」


「ラズル....俺に関してはもはや苛めの領域じゃないですかね?」


「いや、俺はお前なら必ず1人でやり遂げてくれると信じていたから任せたんだ」


「そんな事言....」


「お前にしか頼めなかったんだ」


ラズルは真剣な顔をグラウィスへ向ける。


「..っ!そうだったんですか!」


(チョロい...ここまで来ると逆に心配になってくるな....)


「取り敢えずは俺とクイナとロロで店造り始めてるから、今は休んで来れそうになったら来てくれ」


「女子はそのまま小道具作り頼んだぞー!」


「じゃあクイナ、ロロ行くぞ」


「はーい!」


「ラジャ~」

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