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学園祭[5]

「おはよう!!」


「「「おはようございまーす!」」」


クラス対抗戦も終わり、今日もガウの無駄に大きな挨拶により1日が始まった。


「昨日は皆良く頑張った!お前達の努力により何と優勝だ!」


「そして前にも言ったが、優勝したクラスには景品がある」


「その景品とは....」


「無人島への合宿4拍5日だ!!!」


『おおぉぉぉ!!!』


「これは毎年クラス対抗戦に優勝したそれぞれの学年のクラス合同で行う合宿だ」


「4拍5日の間も当然戦闘について色々な授業を受けて貰う」


その事を聞いてクラス内から不平不満の声が上がる。


「しかーし!安心したまえ諸君!」


「4拍5日の内1日目は完全フリーだ!海で泳ぐなり森を探索するなり自由にして良いぞ!」


『おおぉぉぉぉぉ!!!』


「男共は羽目を外し過ぎんなよ?」


『はーい!』


「皆もう合宿の気分になってきただろう?!」


『はい!』


「合宿へ行きたいか?!」


『はい!』


「よーしそれじゃあ....!」












「これから学園祭について説明します」


『........』


盛り上げるだけ盛り上げておいて急に話題を逸らすというガウのちょっとしたジョークに先程までの盛り上がりは嘘の様に消えていた。


「まぁ合宿はもうちょっと先の夏休みの話だからな。まだ流石に海に入る気温じゃねぇし」


「楽しみは取っておけ!」


「いや、それにお前ら学園祭も楽しいイベントの1つだからな?」


「「「あ、確かに」」」


「と、いう訳で今度は学園祭の説明だ!面倒だから簡単にな」


「まず学園祭で何をするのかと言うとだな....まぁ特に決まっている訳ではないんだが、演劇をしたりする『公演』、何かを展示したりする『展示』、食い物や飲み物を売ったりする『飲食店』と基本的何をやっても良い」


「学園祭は大体1ヶ月後だからな」


「全て一般公開されるものだからそのつもりでな。もしかしたらお偉いさんも来るかもしれないぞ?」


「まぁしばらく時間をやるから各自何をしたいか皆で話し合って決めてくれ」


クラス中が何をしようかとざわめきだす。


それぞれ仲の良いグループで集まりお互いに案を出し合っている中、ラズルの元へクイナ、フラン、アリア、グラウィスの4人が近付いて来た。


「ラズル!学園祭何する?!」


「何するって言われてもなぁ....」


「飲食店って自分達で開いて自分達で食べても良いんですかね?」


「何その斬新な考え?!お前は何を一般公開する気なの?!」


「演劇....やってみたいですね」


「問題は何をするかだな」


「展示で植物の....」


「それは無い」


グラウィスが出し掛けた案を速攻で蹴るラズル。何故か最近皆のグラウィスの扱いが悪くなっている。


「うーん、僕はやるとしたらやっぱり公演か飲食店が良いかな?」


「俺もそのどっちかだな」


「そもそも展示って何するのか良く分からないですもんね」


「皆さんで楽しめるものにしましょう!」


「皆最近俺の扱い何か雑では...?」


「クラスの奴らに聞いてみて決めれば良いんじゃないか?」


「あ、確かに」


「グラウィス、ちょっと俺とお前で皆の意見聞きに行こうぜ」


「..!はい!行きましょう!」


いじけていたグラウィスもラズルに声を掛けられた事により復活した。


「んじゃあ聞いて来るからお前らちょっと待っててくれ」


「はいはーい!」


ラズルとグラウィスでそれぞれクラスの皆の意見を聞いていく。昨日の祝勝会の事もありラズルを怖がっている者は居なかった。


「えーっと....公演が16人で飲食店が15人で展示が4人だな」


「成る程、じゃあ公演か飲食店だね!」


「後は俺らだな」


「じゃあ俺から時計回りで言ってくれ」


「俺は飲食店だな」


「私も飲食店です!」


「僕は公演!」


「私も公演です」


「俺も飲食店かなぁ」


「あれ、さっき植物展示って...」


「何だよラズルそんなの冗談に決まってるじゃないか本気にしないでくれよ」


「お、おう」


「あれ?でもこれじゃあ公演も飲食店も18人じゃないですか?」


「あ、じゃあ展示の人達にどっちか選んで貰おうよ!」


「じゃあもう1回聞いて来る」


ラズルはもう1度展示を選んだ生徒に公演か飲食店かを選んで貰いに行った。


ラズルは直ぐに戻って来たがどうにも複雑な顔をしていた。


「ラズルさん、どうでした?」


「....2人が公演で2人が飲食店という少し困った結果になった」


「....クラスが丁度半分に分かれるとは凄いですね」


「でもどうします?もう1回やり直してみます?」


「いやそんな直ぐに意見は変わらないだろう」


「うーん....」


「....どっちもやるのはどうですか?」


「ん?グラウィス、それはどういう事だ?」


「ですから公演もやりつつ飲食店も出来ないかなって思ったんですけど....流石に無理ですよね」


「2つ同時に....良いな、それ」


「うん!確かに2つ出来たら1番良いね!」


「グラウィス!お前良い意見出すじゃねぇか!」


「あ、ありがとうございます」


「じゃあ早速皆に言ってみましょう!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「と、いう事で公演と飲食店を同時にやろうという事になったんだが皆それで良いか?」


『同時に...確かに何で思い付かなかったんだろうな』


『ちょっと大変かもしれないけど40人も居るもんね!』


「じゃあ賛成の人~」


クラス全員の手が挙がる。


「良し!じゃあ俺達のクラスは公演と飲食店だ!」


「それじゃあさっき公演が良いって言った奴らと、飲食店が良いって言った奴らそれぞれで集まって詳しい内容を話し合ってくれ」


『はーい』


こうしてラズル達Aクラスは公演と飲食店の同時進行となった。

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