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学園祭[4]

クイナ達と優勝のお祝いをしようと食堂へ向かうとララやロロ、クラスの皆が祝勝会を開いていた。


「あ!ラズル良い所に!こっちこっち!」


「美味しい物沢山あるよ~」


「お、じゃあ俺達も邪魔させて貰うとするか」


「皆でご飯だなんて初めてです!」


「僕も友達大勢で一緒にご飯とかやってみたかったんだよ!」


「クラスの皆さんと一緒に食事...!長年の夢の1つが叶います!」


「お前ら大袈裟だな....」


「ささっ!早く早く!」


ラズル達もそれぞれ色々な席に座って食べたり飲んだりと騒いでいると、食事中のラズルとクイナの元に2人の男子生徒と女子生徒がやって来た。


「な、なぁ....」


「んぉ?何ふぁ?」


「急にこんな事言うのもあれなんだけどさ....俺達ずっとお前達の事ヤバい奴らだと思ってたんだけど....どうやら俺達の勘違いだったみたいだ」


「ラズルさんは分かるとして私のどこがヤバいんですか?!」


「いや、ラズル..は馬鹿みたいに強くて他のクラスの奴らが凄い暴力的と言ってたから....」


「クイナちゃんはそのラズル君といつも一緒に居て、しかもあんな実技試験を見ちゃったから....」


「実技試験?」


「んー、なふほふぉは」


「ラズルさん、ちょっと何言ってるか分からないです」


「...ぷはぁー!そんでクイナの実技試験見たんだろ?じゃあ仕方無いな」


「え?どういう事ですか?」


「お前実技試験の事覚えてるか?」


「はい。変な人に絡まれたやつですよね」


「お前最後どんな事した?」


「えーっと....最後は確か軽く叩いて終わらせましたね」


「軽く...?」


「叩いて...?」


「..?」


何故か復唱する2人に首を傾げるクイナ。


「いや、あれはこいつも悪気があった訳では無いんだ。だからまぁ..そんなに怖い奴では...無い....ぞ?」


「何でどんどん言葉に自信が無くなってるんですか?!私全然怖く無いですよ?!」


「いや、もう怖いとは思ってないよ」


「うん。2人のそんな楽しそうな姿を見てとても怖い人だとは思えないよ」


「良かったなクイナ、俺のお陰だぞ」


「え?あ、ありがとうございます?」


「今はまだ俺達以外来てないけど、もうクラスでお前らの事を怖いと思ってる奴は居ないぜ」


「お、そりゃ良かった。何か毎回避けられてたからおかしいとは思ってたんだよ」


「他の皆にも私は怖く無いと伝えなければ..!」


「それにしてもお前らクラス対抗戦凄かったな!見てて興奮したよ!」


「は、はい!ラズル君格好良かったです!」


「おう!ありがとな!」


「....あ!ラズルさん、あの料理も美味しそうですよ!」


「ん?どれだ?おー!確かに美味そうだ!」


「早くしないと無くなっちゃいますよ!」


「あ、ああ。じゃあまたな!」


「っあ...はい....」


「ははっ、残念だったな」


「でもちゃんと話せた!」


「....まあ頑張れよ」


ラズル達が去った後、女子生徒は少し残念そうだが嬉しそうに、男子生徒は少し悲しそうな顔をしていた。


ラズルとクイナは引き続き料理を食べていき、時々話し掛けてくるクラスメイトと雑談をしたりと楽しんでいた。


フランやアリアも大貴族という事でクラスの皆も遠慮がちだったが、皆で一緒に練習をしたり食事をしたりで段々と関係が(ほぐ)れていき、今では仲良く皆と話しをしていた。


その後祝勝会は1時間半程でお開きとなった。


「ふぅ~食った食った」


「あの2人が話し掛けて来てから他の皆も結構話し掛けてくれましたね」


「僕も皆と仲良くなれたよ!」


「皆さんが普通に気構え無く接してくれるってやはり良いですね」


「もういつの間にかこんな時間になっちまったな。今日は皆疲れてるだろうし解散とするか」


「そうですね...私ももう眠くなっちゃいました」


「うーん、それもそうだね」


「では皆さん、今日はありがとうございました」


「おう、気にすんな」


「ゆっくり休んで下さいね!」


「お休みー!」


「お休みなさい!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「キュイィ!」


ラズルは自室へと戻るとネラが元気良く出迎えてくれた。


「おーネラ、ただいま~」


ラズルはネラを抱えながらベッドへ潜る。


「あー、今日は転移してから1番濃い1日だったな」


「マギアもオルムなら大丈夫だろう。1つ気掛かりなのは....あの悠斗とかいう転移者だな。あの後少し話を聞いたがまだ学園に戻っていない...か」


「しかも俺の【捜索】(サーチ)に掛からないとは....」


「....何だか面倒事の予感がするな」

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