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守り神の正体[1]

自分の思っていた以上に読んで下さる方が多くて驚いております笑。読んで下さった皆様、そして評価して下さった皆様、誠にありがとうございます!これからも頑張らせて頂きますので今後とも宜しくお願い致します!長文失礼致しましたm(_ _)m

扉の向こうは何も無い広場のようだった。ただあるものとすれば辺りに散らばる剣や斧などの武器、そして大きな王座の様な物。そこに何かが腰を掛けていた。


「....なぁクイナよ」


「....なんでしょうか?」


「お前には()()が守り神に見えるか?」


「....少なくとも私にはそうは見えませんね」


「奇遇だな。俺にもそうは見えない」


その王座に腰掛けていたのは身体中にギョロギョロと無数の目玉があり、全身から生えている触手をウネウネと動かしている全長5メートル程の人型の生物だった。


グチャ...グチョ


「「気持ち悪っ!!!」」


「何あの生物?!生理的に受け付けないんだけど!....それに加えて凄い臭いだな、鼻栓しておこう...」


「ちょっ?!ずるいです!私にも下さい!」


「悪いなクイナ、この鼻栓は1人用なんだ」


「私は人よりも鼻が利くんですから私が優先的に使うべきですよ!」


「仕方無いなぁ、ほらっ俺の鼻水とかがベッチョベチョに着いた鼻栓やるよ」


「そういう言い方しないで下さい?!」


「うぅっ...騒いだら余計気持ち悪くなってきました..」


「ほらっ..新しいのやるよ」


「ラズルさん...!」


「結構頑丈な袋だから思いっきり出しても問題無いと思う。あ、でもなるべく端の方で頼むぜ!」


「そんな物要らないですよ?!」


「冗談だよ冗談、ほら新品の鼻栓」


「ありがとうございま..ってあるなら早く出して下さいよ?!」


「いや~すまん、後一個あるの忘れてたんだよ」


「絶対嘘です...」


そう言いながらも鼻栓をしっかりと着けるクイナ。


「ていうかアイツ凄い待っててくれてるけど何?もしかして見かけによらず良い奴なんじゃ...?」


「いや!絶対無いですって!あんな見た目ですよ?!」


「あのなぁクイナ、人も魔物も見かけだけで判断しちゃあ駄目なんだよ」


そう言うとラズルは謎の生物へ向かってゆっくりと歩き出した。


「ちょっと?!ラズルさん危ないですって!」


「いやいや、あんなにも隙を見せたのにも関わらず何もしてこなかったんだぞ?絶対話せば分かる奴だって!」


「おーいお前さんや、少し俺と話を..って危っぶねぇ!!」


ラズルが謎の生物から10メートル程の距離まで近づいた瞬間、触手がとてつもない速さで飛び掛かってきた。


「野郎!良くも騙しやがったな!ぶっ殺してやらぁぁぁ!!!」


「ちょちょっ!今のはラズルさんが悪いですよ!」


「危ないって言ったのにあんな不用意に近付くからそうなるんですよ!」


「だってあんなに仕掛けて来ないなら安全だと思うじゃん!」


「それにしたってもう少し気を付けて下さい!」


「でも、お陰で1つ分かったな」


「...自分の行動がどれだけ軽率だったかがですか?」


「違ぇよ?!あの生物についてだよ!」


「え?何か分かったんですか?」


「ああ、アイツはまず自分から攻撃を仕掛けて来ない。さっきみたいに近付いた時にあの触手で攻撃をして来るんだろう」


「ここからは予想だが、この部屋から出ようとした時も奴は攻撃してくるだろう」


「どうしてそう思うんですか?」


「アイツは今まで守り神として生け贄を捧げられてきた。生け贄自らアイツに近付くとは思えん。しかし、生け贄が無事帰ってきたなんて事も無いんだろ?」


「...はい」


「だったらアイツが攻撃を仕掛けてくるのは近付いた時だけじゃ無い。」


「アイツを見た時に取る行動は3つだ」


「1つ目はアイツに攻撃しようとして近付く。これは辺りに剣や斧なんかの武器が落ちてるからな。恐らく偶々入ってしまった奴の物だろう」


「2つ目はここから逃げ出す。恐らく生け贄にされた奴は逃げ出そうとして殺されたんだろう」


「......」


「最後に3つ目、俺の様に冷静に相手を観察する事だ!」


「どこが冷静ですか?!さっき思いっきり攻撃されてキレてたじゃないですか!」


「うるせぇ!...まぁ要するにだ。俺達はアイツを殺さないとここから出られない訳だ」


「ええぇぇぇぇ!!!」


「いやいや!()()と戦えと?!」


「最初っからそのつもりで来たんだろ」


「それはそうですけど...いやでも、うーん...あぁもう!やるしか無いじゃないですか!」


「良し、これ以上待たせるのも可哀想だからそろそろ始めますか!」

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