学園祭[1]
大変お待たせ致しました。本日よりお話を進めていきたいと思います!
「なあ、お前はこれからどうすんだ?」
「どうする....」
「今までみたいにあの世界で生きていくか、神界、ルチェの管理世界で暮らすか....まぁお前のやりたい事をやれ」
「....くなりたい」
「ん?」
「僕はもっと強くなりたい」
「ほぅ、どうして強くなりたい?」
「....まだ世界の中には僕みたいな捨て子...恵まれない子がいっぱい居ると思う」
「まだどうしたら良いかは分からないけど僕はそれを何とかしたい」
「でも、何とかするには間違いなく力が必要になってくる....」
「僕は神力を全然扱えていない...このままでは何も出来ない。だから、僕は自分のしたい事をする為に強くなりたい!」
「何とかする為に、したい事をする為に....か」
「はっはっは!適当で良いじゃねぇか!」
「ただ...どんなに適当だとしても全力でやれ。必ず達成しろ」
「うん!」
「....で、どうやって神力を扱える様にするんだ?」
「あ......」
「俺以上に適当な奴だな....」
「それは無い」
「んだと?!」
「でも、確かにどうしよう....」
「神力は自分の感覚で使うのが一番なんだが、お前の場合そう簡単にもいかなそうだな」
「見た感じ魔神の神力を少し使える程度か....天神の神力は使えた事あるか?」
「....無い」
「うーん、誰かに見て貰って1から教えてやるのが1番だな」
「でも俺完全感覚でやってるから教えられないしなぁ....ルチェも忙しいし」
「....あっ!あいつならいけるか..?」
「良しマギア、今から自称俺の使用人を呼ぶからそいつに付いていって教えて貰え」
「...使用人?」
「ああ。何か勝手にそうなってる」
「さーてじゃあ呼....」
「ラズル様!!!」
すると突然ラズルとマギアの前に輝く白銀の髪と目を持った中性的な顔をしたとても美しい男が現れた。
「ぶかって..早ぇよ!てか何でここが分かった?!呼んでから来いや!」
「はっ!ではもう1度やり直して参ります!」
男はそう言うとまた姿を消した。
「はぁ...全く、相変わらずせっかちな奴だ」
「え?え?...今のは...?」
「まぁ待て待て。今からやり直すから」
「うーん、マギアに神力の使い方を教えたいが俺には出来ないなー。こんな時に代わりに教えてくれる頼りになる使用人は居ないかなー」
「はっ!それでしたらここに!」
「おー!オルムじゃないか!お前なら完璧に教えられるかもしれないなー」
「かしこまりました!私が全力でお教え致しましょう!」
「(えっと...どういう事..?)」
「(こいつはお前と同じ捨て子だったんだ)」
「(え?!)」
「(....まぁ偶々俺が見つけてこいつが俺に付いて行きたい言うんで勝手にさせてたら、いつの間にかこんな事になってた訳だ)」
「(何があったの...)」
「(いや、だがオルムは神力の使い方教えるのも上手いし何よりもお前と同じ境遇だったからな。それにオルムに付いて行けば間違いなく強くなれるぞ)」
「(....分かった!)」
「してラズル様、こちらは?」
「ああ。お前と同じ捨て子だ。でも両親両方の神力を引き継いだから上手く扱えてなくてな。誰かに教えて貰おうって時に直ぐにオルム、お前になら任せられると思った訳だ」
「なんと...!その仕事、このオルムにお任せ下さい!」
「ああ、頼んだぞ」
「はっ!」
(ふっ...流石俺、完璧だな)
「マギア、これから私が貴方を鍛えましょう!」
「あ、ありがとうございます」
「ところでマギア、貴方は何神ですか?」
「....魔神と天神の両方を引き継いだ天魔神です」
「ふむふむ。両方を引き継いだ...と、神力は中々ですね」
「成る程、分かりました。ですが私にはもう1つ重要な仕事がありますのでそれをこなしながら教えていきましょう」
「はい!」
「安心して下さい!必ずや神力を扱えるようにし、貴方を立派なラズル様の第2使用人にしてみせましょう!」
「「ん(え)??」」
「それではラズル様、後は私にお任せ下さいませ!」
「え?ああ...うん」
「ではマギア、行きますよ!」
「え、ちょっ..別に僕は....」
マギアが言い終える前にオルムと共にどこかへ転移してしまった。
「あー、うん。マギアよ、後はお前の手で何とかしろ」
ラズルは何事も無かったかの様にクイナ達の待つ世界へと転移した。




