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クラス対抗戦[12]

「何かあまり手応え無かったな」


「俺は彼と良い友になれそうです!」


「何だかCクラスとDクラスの人達みたいに目立つ所がありませんてしたね」


「僕の相手最後何だか「取り消せよ!」とか言ってたけど何だったんだろう....」


「私のお相手も遠距離から魔法を当て続けていたら段々笑顔になってきて「もっと下さい!」と言っておりましたがあれは一体....」


「お前ら2人、特にアリアはその事については深く考えるな」


『さぁ続きましてCクラス対Dクラスです!出場者は移動を開始して下さい!』


そしてCクラスとDの試合が始まった。


「CクラスとDクラスはどうなりますかね?」


「まぁ、Dが勝つだろうな」


「え?何でですか?」


「正直Cクラスで強い奴はあの悠斗とかいう奴位しか居ない。それに比べDクラスはあの筋肉集団も居る。それに何より....」


『おおっと!マギア選手圧倒的!圧倒的です!』


「Dクラスにはあいつが居る」


そこには大将戦にて無傷で悠斗に勝利したマギアの姿があった。


「何で....何で俺が負けるんだよ!」


「....」


「あのラズルとかいう奴もそうだ!何でお前らなんかに俺が!俺は神から....」


「黙れ」


「...っ?!ふざけるなよ....」


「....ちょっとあれ不味くないですか?」


「確かに不味いな」


「ふざけるなぁぁぁぁ!!」


悠斗は自身の持っていた剣でマギアへと斬りかかる。悠斗の顔は完全に殺意に染まっており、もはや周りの女子生徒の声も聞こえてはいなかった。


「....」


「あ"あ"ぁぁぁぁ!!」


「【闇の....」


「はいストップ」


「?!」


悠斗がマギアを斬る寸前にマギアが何かをしようとした瞬間、ラズルが悠斗を気絶させマギアを止める。


「....何故止める」


「流石に()()は人間に使うもんじゃねぇだろ?」


「....やはりお前も神なのか?」


「ああ、そうだ。俺もお前に訊きたい事があんだよ」


「....」


「お前何でこんな所に居るんだ?」


「........」


「分かった。ならこうしよう」


「これから団体戦でお前らと俺らのクラスがぶつかるだろ?そこで大将戦で俺と戦って俺が勝ったら色々教えてくれよ」


「....」


「もし、お前が勝ったら何でも言うこと聞いてやるよ」


「....分かった」


「あ、それとさっき人間には使うなと言ったが俺には遠慮せずに全力で来い。闘技場内に結界張っとくから周りに被害はいかないから安心しろ」


「....分かった」


「良し!じゃあ楽しみにしとくぜ」


「....」


『ええっと、少しハプニングがありましたが試合を続行させて頂きます!次はBクラス対Cクラスです!』


ラズルが軽く気絶させた為、悠斗は直ぐに目覚めたが試合が始まった瞬間に棄権して会場から出て行ってしまった。


悠斗が抜けたCクラスはBクラスに負け、3位と4位が決まった。


『続きまして最終決戦!Aクラス対Dクラス!』


「ラズルさん、マギアさんと何話してたんですか?」


「いや?()()を止める為に降りたついでに大将戦楽しみにしとくぜって伝えただけだ」


「確かにマギアさん信じられない位強かったですもんね....」


「ラズル良いなぁ~」


「ふっふっふ、良く見とくんだな」


(まぁ見えたらの話だが)


「そろそろ行きましょう」


「だな」


『さぁて、まずは先鋒戦!フラン選手対ニック選手です!』


小柄なフランとがたいの大きなニック....もとい筋肉という何とも不思議な組み合わせとなった。


「宜しくね!」


「宜しく頼む!!」


『では...始め!』


「はあぁぁぁ!」


「ふんっ!」


フランが振るった剣をニックは()で止める。


「ええ?!」


「ぬぅん!」


「うわぁ!っとと...」


フランはニックの拳に剣を押し返され吹き飛ばされたが、直ぐに体勢を立て直す。


「うーん、身体を硬化するスキルかな?」


「うむ。故に我に物理攻撃は効かぬ!」


「あ、そうなの?じゃあ....」


「風よ我に力を与えたまえ【付与魔法】(エンチャント)ウインド」


「しまった!」


「はぁぁぁ!!」


「ぬうぅ...まだま..ゴハァ!!」


自ら弱点を相手に伝えるというあまりにも残念な負け方をしたニックは、ボロボロの身体で席に戻ると周りの筋肉達にタコ殴りにされていた。


『ええっと....先鋒、フラン選手の勝利です!』


『続きまして次鋒戦!グラウィス選手対ミュース選手!』


次に現れたのはサラサラな金髪のロングヘアーのとても爽やかな男もとい....筋肉だった。


「宜しくお願いします!」


「....君、見た目に反して良い身体してるじゃあないか」


ゾワァ....


「あ、ありがとうございます...」


「うん。じゃあ始めようか」


「何?Dクラスは武器を使わない決まりでもあるのか?」


「素手の方が強いんじゃないですか?」


「まぁ確かに見た目的に納得は出来るな」


「うおぉぉぉぉぉ!!」


「ふっ!」


ドガァァァァァン!!!


グラウィスは全力で斧を振り下ろすが、ミュースは見た目に合わぬ素早い動きで躱し、左手でグラウィスを殴る。しかしあまりグラウィスにダメージは無いようだ。


「ふっ!はっ!おらぁ!」


グラウィスは斧による連撃を繰り出すが、全てミュースに躱され、ミュースは躱す度に左手でグラウィスに1撃を食らわせる。


「そんなんじゃ何発打っても俺には効きませんよ!」


「それはどうかな?」


「うおぉぉぉぉぉ!!....」


「あれ?」


グラウィスは攻撃を仕掛けようと動くと急に倒れてしまった。


『勝負あり!勝者、ミュース』


審判がグラウィスに近付き判断を下す。


『決まったぁぁぁ!次鋒、ミュース選手の勝利です!』


「え?な、何があったんです?!」


「あのミュースとかいう奴、ただ殴るだけじゃなくちゃんと考えてやがるな」


「どういう事ですか?」


「彼はグラウィス君の顎だけを狙ったんですよ」


「顎?」


「はい。確かにそこまで強い打撃ではありませんでしたが、人間顎を攻撃されると脳が揺れるんです。脳を揺らされるといくら身体は大丈夫でも倒れてしまうです」


「ええ?!初めて知りました....」


「何だかあの人グラウィスを治療班に運んでくるてるけど何だか持ち方おかしくない?」


「確かに...何だか所々身体を触っていますね。何処か怪我が無いか調べてくれてるのでしょうか?」


「うん。きっとそうだな。そうに違いない」


「あ、保健室に連れていくみたいですよ」


「あ」


(さらばグラウィス....良い奴だったよ)


ラズルがグラウィスの幸運を祈り、次鋒戦は終わった。

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