クラス対抗戦[9]
1年生の部が終わって直ぐに2年生の部が始まり、3年生の部が終わった所で再びアナウンスが入った。
『さぁ!3学年全ての障害物競争が終わりました!そして今現在の順位はこうなっております!』
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【1年生の部】
1位-Aクラス(30ポイント)
2位-Cクラス(24ポイント)
2位-Bクラス(24ポイント)
4位-Dクラス(22ポイント)
【2年生の部】
1位-Bクラス(31ポイント)
2位-Dクラス(29ポイント)
4位-Aクラス(20ポイント)
4位-Cクラス(20ポイント)
【3年生の部】
1位-Dクラス(26ポイント)
2位-Bクラス(25ポイント)
2位-Cクラス(25ポイント)
4位-Aクラス(24ポイント)
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「見て下さいよラズルさん!私達1位ですよ!」
「他のクラスとのポイント差も中々だな。この調子でいこう」
「次は魔法による的当て....アリアの番だね!」
『続いて、魔法による的当ての出場者は移動を開始して下さい』
「ふぅー...では、行ってきます」
「おう、頑張れよ!」
「はい!」
アリア先程のフランと同様に闘技場へ降り、自分の順番が来るまで待機している。
『これより魔法による的当てを開始します!』
『それでは第1試合の選手です!1年Aクラス…………』
こうして魔法による的当てが始まった。
それぞれの選手同士での妨害が熱く、見ている観客も大盛り上がりだ。
選手への直接的な妨害は禁止されている為、相手選手の魔法に自分の魔法をぶつけたりと様々な妨害をしているとどうしてもやり返したくなってしまうが、この競技は的を破壊しないと始まらないので周りに流されずに自分のペースでいく事が大切である。
選手の何人かは妨害に意識を奪われ過ぎてあまり的を破壊出来ないまま試合が終わってしまった。
第2、第3試合と進んでいき、第9試合…
『続いて第9試合の選手です!1年Aクラス………1年Dクラス、マギア選手!』
マギアと呼ばれた男は灰色の髪の毛を片目に掛けたとても美しい男であった。
「お、あいつ試験の時の奴じゃねぇか」
「試験の時?」
「ほら、お前も見たろ?試験の時一際派手な魔法使ってた奴だよ」
「あー、確かに居ましたね」
「もしかしてあいつ2回出場する選手か?だとしたらアリアと当たるな」
Aクラス以外のクラスは29人と1人足りない為、障害物競争、的当て、オブジェクト破壊のどれか1つの競技で1人だけ2回出場出来るのだ。
「確かにあの人ならあり得ますね」
「これは面白くなりそうだ」
第9試合の結果は........
マギア以外誰も的を破壊する事も出来ずに終わった。
「な、何ですか...今のは?!」
「出て来た的が一瞬で全部破壊されて他の選手何もさせて貰えなかったね....」
「........」
「あれだけの強さだとやはり団体戦にも出てきそうですね」
「先鋒に来てくれないかな?」
「いや、あの強さは大将とかじゃないですか?」
「えー、ラズル良いなぁ」
「........」
「ラズルさんどうしました?」
「...いや、何でもない」
「「?」」
(あいつ...小さくはあったが今確かに神力を使いやがった)
(こんな管理者も居ない世界に何で神が居やがるんだ?)
(あ!もしかして俺と同じ考えに至った奴か?)
(それとも....)
『圧倒的!まさに圧倒的ですマギア選手!』
『他の選手に1つも的を破壊させずに勝利しました!一体何者だ?!』
『さぁ!では続きまして最後の試合!第10試合の選手です!』
『1年Aクラス、アリア・プラーミア選手!』
『うおぉぉぉぉぉ!!!』
フランに続き大貴族であるアリアの登場に会場は更に興奮に包まれる。
『1年Bクラス………そして1年Dクラス、マギア選手!』
『おおぉぉぉぉぉ!!!』
「アリアさん、大丈夫でしょうか....」
「アリアは魔法が得意だからね。きっと大丈夫だよ!」
「........」
そして第10試合が始まると同時にまたもや的は全て破壊された。
的はどんどん出てくるがマギア以外何も出来ずに的は破壊されていく。
「くっ....!このままでは!」
アリアも何とか的を破壊しようと魔法を発動させるが、当たる的はもう既にマギアの手により破壊されてしまっている為空を切る事しか出来ずにいた。
「【闇の弾丸】」
マギアから放たれる魔法は凄まじい速度で正確に的を撃ち抜いていく。
そうしてる間にも残り時間は約10秒程となっていた。
(こうなったら....!)
「【魔力爆発】!!!」
アリアの自身の魔力をほとんど使い自身の出せる最大の威力の魔力を発動させた。
「....」
『終了です!』
『えー、ただいまの試合の順位は....』
『1位、マギア選手!2位、アリア選手!!』
『うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
アリアが最後に放った魔法により破壊される前に的をいくつか破壊する事に成功したようだ。
「はぁ..はぁ....」
「まさかあんな方が居るとは....ふふっ、私もまだまだですね」
そのまま2年生、3年生と競技を終え、魔力による的当ても幕を閉じた。




