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クラス対抗戦[3]

「「キュウ?」じゃないよ?!それで誤魔化せるとでも思ったの?!」


「キュイィ~」


「変わんないよ?!」


「あーあ、もうちょっと後に紹介する予定だったんだがなぁ」


「まぁ...ネラにも今後は外に出してやるって約束もしちまったし頃合いか」


「??」


「こいつは俺の使い魔のネラ。仲良くしてやってくれ」


「キュウ!」


「......いい」


「ん?」


「可愛い!!」


「何この子!見た事の無い魔物だけどとにかく可愛い!」


「あ、ネラはドラゴンの子供だ」


「へー!ドラゴンか!........ん?」


「..ドラゴン?」


「ドラゴン」


「この子が?」


「そう」


「あの伝説の?」


「伝説かは知らんがドラゴンだ」


「........」


「えぇーーー!!!」


「ネラを紹介する度にこのリアクション見なくちゃならないのか....」


「いやだってドラゴンだよ?!誰だって驚くよ!」


「とある宿屋のおばちゃんはそんなに驚いて無かったぞ」


「適応力高っ!」


「やっぱりドラゴンってのは凄いのか?」


「そりゃそうだよ!ドラゴンって言ったらおとぎ話なんかにも出てくる伝説の魔物の中の1体だよ?!」


「へー、ネラって凄いのか」


「キュウ?..キュイ!」


ネラは状況が良く分かっていなかったが、何となく褒められているのだと思い、ラズルへドヤ顔を向ける。


「可愛い....」


「だろ?」


「因みにドラゴンってどの位の危険度なんだ?」


「勿論ドラゴンの種類なんかにもよるんだけど基本的SかS+だね。大人の個体だったら最低でもA+は越えてくるよ」


「お!それは成長が楽しみだ!」


「この子生後どの位なの?」


「あー、まだ産まれてから1ヶ月も経ってないな。クラス対抗戦が始まる頃に大体1ヶ月位だな」


「成る程ね。じゃあ後約5ヶ月とちょっと位で大人になるね」


「え?!そんな早いのか?!」


「うん。ドラゴンは成長が凄く早いんだ。この子も生後1ヶ月経ったらかなり大きくなると思うよ」


「確かに言われてみれば頭が重くなってるな....」


「キュウゥ!!」


ネラは「重い」という単語に反応し、ラズルの頭をペチペチと叩いた。


「冗談!冗談だって!」


「キュイィィ!!」


「もう2度と言わないって」


「....ラズルこの子の言葉分かるの?」


「ん?ああ。何となくだけどな」


「重いって言ったから怒ってるみたいだ」


「キュウゥ!!」


「いや、今のは違うぞ?!」


その後しばらくラズルとネラはじゃれ合い、フランはそれを見て和んでいた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ふぅー...これは大人になったら手が付けられんな」


「この子ってやっぱ女の子なの?」


「あー、そう言えばまだ確認して無かったな」


「どれどれ....」


「キュウ?!」


ラズルがネラを持ち上げ、とある部分を確認する。


「ネラお前女だったのか」


「キュウゥ....」


「....もうちょっと確認の仕方どうにかならなかったの?」


「仕方無いだろ。これが1番手っ取り早いんだから」


「うーん...まあラズルだから仕方無いね」


「それよりもお前まだそのままなのか?」


「あっ!そうだった!その事でさっき学園長先生に呼ばれてね。明日から転入という形で改めて入学する事になったんだよ」


「お、じゃあ念願の女として生きられるのか」


「うん!ラズルのお陰だよ!」


「そりゃ良かった。....あれ、じゃあこの部屋もしかして俺1人か?」


「うーん、しばらくはそうなると思う」


「そうか、寂しくなるな」


「えっ!」


「あ、でもこれからはずっとネラ出しとくんだった。」


「...ははは、なら大丈夫だね」


「まぁ、また何か悩み事か何かあったらいつでも来い」


「うん!そうさせて貰うよ」


「じゃあそろそろ僕は荷物をまとめて女子寮に行くとするよ」


「ああ。女子同士で仲良くな」


「勿論!」


「じゃあ....また明日!」


「おう」


ガチャン


フランは荷物をまとめて部屋を出ていった。


ガチャリ


「ん?忘れ物か?」


「いや、最後に言い忘れた事があってね」


「?」


「明日、僕の女子制服姿を見せて上げるから楽しみにしといてね!」


「ははっ、それは確かに楽しみだ」


「じゃ!また明日!」


「ああ。またな」


ガチャン


「ネラ、明日他の皆にもお前を紹介するから良い子でいるんだぞ?」


「キュイ!」


「良し!うーん、まだ晩飯までには時間あるし何すっかな~」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


とある雪原に何もかもを凍てつかせるかの様な輝く白銀の髪と目を持つ中性的な顔の美しい人物が立っていた。


「ふぅー、これにてお仕事完了ですね」


()()()()に言われた通りに道を誤った神を()()のも中々に疲れますね....」


「しかし!これはラズル様が私に与えて下さった使命!何としてでも果たさねばなりません!」


「...頑張ったら褒めて下さるでしょうか....」


「おっといけない。次の仕事を見つけねば」


「........む?」


「急にラズル様の神力が消えた..?!」


「まさかラズル様の身に何か!」


「こうしてはいられない!一刻も早くラズル様を見つけねば!」


「まずはルチェス様の元へ行かなくては!」


「ラズル様待っていて下さい!直ぐに向かいます!」

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