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クラス対抗戦[2]

そこには男子5名、女子2名の計7名が固まっていた。男子生徒は特に目立った様子は無かったが、女子生徒は二人とも見た目が余りにも小さく、髪と目の色も紫でほぼ全く同じ顔と一際目立っていた。


「よっ!お前らオブジェクト破壊のメンバーだよな?」


「っ?!あ、うん....」


「ん?どうした?」


(「ねえねえ、あのラズルって人かなりヤバイ人だって聞いたんだけど本当かな?」)


(「私もそう聞いたけど見た感じそんな人には見えないよね~」)


(「そしてやっぱり....」)


「ん?」


((「あらやだイケメン」))


「えっと...ラズルで良いかな?」


「おう」


「ラズルもオブジェクト破壊なんだよね?」


「ああ。お前らもだよな?」


「うん。宜しくね~」


「やはり男が多いんですね」


「まあ競技的にね~」


((結局どんな競技か分からないまま来てしまった....))


「あのぉ..皆に1つ聞きたい事が....」


急に1人の男子生徒が申し訳無さそうに喋り始めた。


「ん?どうしたの?」


「この競技ってどんな競技なの?」


「え?!知らないでこの競技にしたの?!」


「いやぁ、実は僕どの競技も良く分からなかったから手を挙げられ無かったんだよね」


「あー、成る程ね。確かにあの紙見ないと分からないよね」


「でも配られた物はちゃんと見た方が良いよ~」


「「............」」


「じゃあ簡単に説明するね」


「この物理攻撃によるオブジェクト破壊は出されたオブジェクトをどんどん破壊していくだけの単純な競技だよ」


「出されるオブジェクトはどんどん破壊しにくくなっていって、どこまで破壊出来たかによって順位が決められるんだ」


「それって武器は有りなの?」


「うん。持参した武器は使用禁止だけど学園が用意してくれる武器は自由に使えるよ」


「成る程ね。確かに簡単そうだ」


「そう言えばクイナ...だよね?クイナは狐族なのにこの競技で大丈夫なの~?」


「はい。私は力には自信が有るので任せて下さい!」


前までは狐族なのに武力の高い事に悩んでいたクイナだが、ラズルに褒められた事により武力が高い事は自分の中でも1つの自慢となっていた。


「逆に俺はお前らにも同じ質問をしたいんだが」


「あ、私達も大丈夫だよ」


「任せろ~」


そう言う2人は言葉は頼もしかったが、見た目のせいか心配が拭い切れなかった。


「あ、ああ....」


「あー!信じてないな!」


「私達はドワーフ。こんな見た目だけど力はすごいよ~」


「あー、ラズルさん。だったら心配要りませんよ」


「ん?何だ、ドワーフは力が強いのか?」


「うん。全体的に比べて私達ドワーフの闘力はかなり武力よりなんだよ」


「へー。初めて見たな」


「他の皆は作戦会議とかしてるみたいだけど私達はただ破壊すれば良いだけだから正直必要無いんだよね」


「あ、では皆で自己紹介とかどうですか?」


「あ、そうですね。まだ他の皆の名前を聞いていませんでした」


「私はララだよ!」


「私はロロ~」


「俺はラズルだ」


「私はクイナです!」


「俺はグラウィスと言います!」


「僕はオルディ」


~~~~~~~~~~以下略~~~~~~~~~~


「ララとロロは姉妹なのか?」


「うん。双子だよ」


「私が妹~」


「あはは、見た目はそっくりなのに性格は違いそうですね」


「ロロはいつも気が抜けた様な感じなんだよ。もっとやる気を出せば良いのに」


「ララはいつも元気なんだよ~。....そして意外と乙女」


「なっ!ロロもでしょ!」


「おっ?やる?」


「上等よ!」


「ちょ!こんな所で辞めて下さいよ?!」


「良いね~、やれやれ」


「ラズルさんも止めて下さいよ!」


「えー、だって面白そうだろ?」


「何でこれから一緒に頑張ろうって時に喧嘩を催促してるんですか?!」


「分ーったよ。ほれっ喧嘩は他所でやりなさい」


そう言うとラズルは2人の首根っこを掴み上げ、何とか喧嘩を止めた。


「むぅ...後で覚えてなさいよ」


「....それはこっちの台詞」


「自己紹介も終わった事だし今日はもう解散で良いんじゃねぇか?」


「そうだね。もうする事も無いし」


「またね~」


「じゃあな」


「また明日!」


「明日からの練習頑張りましょう!」


「うん。頑張ろうね」


((((俺達最初から最後まで空気だったなぁ.....))))


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あー、やっぱこの部屋落ち着くなぁ」


「あ、そうだ。そろそろ出してやらないと」


【召喚魔法】(サモン)ネラ」


ラズルがそう唱えると異空間からネラが飛び出して来た。


「キュウゥゥゥ!!」


「うおぉ!悪かったって!中々出してやれる機会がなかったよんだよ!」


ネラは飛び出して来た瞬間にラズルの周りを飛び回り、突進したり尻尾でペチペチと叩いて来た。どうやら長い間外に出して貰えなかった事に対して大変ご立腹の様だ。


「分かった分かった!今度からちゃんと外に出してやるから!」


「キュウゥ?」


「....何だその疑いの目は」


「安心しろ。俺は約束は守る!」


「キュウゥゥ...キュイ!」


どうやら納得して貰った様でネラは大人しくラズルの頭に乗った。


ガチャ..


「ラズル~?何1人で喋って.....」


「あっ...」


「キュウ?」


「..........何その子」


「あー、えーっとー......」












「キュウ?」

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