学園[8]
すみません!30日までと言っていたのですが31日まで休んでしまいました....大変お待たせ致しました。今日からまた頑張らせて頂きます!
ラズル、クイナ、フランの3人は自分達のクラスであるAクラスへと来ていた。
今年の1年生は4クラスあり、Aクラスのみ30人で、他のB・C・Dクラスは29人で構成されている。
中へ入ると既に大体20人程の生徒がおり、何人かの生徒で固まっていくつかのグループを作り、自己紹介などの軽い会話を交わしていて明るい雰囲気が漂っていた。
中でも1つだけほとんどの生徒が集まっている一際大きなグループがあった。
「おーおーこれが我等が学園生活を送る教室と愉快なクラスメイト達ですか」
「結構広いんですね!」
「うわぁ、色々な人が居るよ!」
3人が教室へ入ると中に居た生徒達が皆一斉に視線を向けて来るが、3人の姿を見ると直ぐ様目を逸らし、先程まで明るかった雰囲気は無くなっていた。
尚、女子は目を逸らしながらも顔は赤かった。
「え?どうしたんでしょう急に静まって」
「あら?どうしたのですか皆さん。急に静まったりして」
1つだけ異様に大きかったグループの中心に居た、真っ赤に燃え盛る炎の様な赤髪をサイドテールに結んだ女の子が急に静まった生徒達の視線の先を見る。
「あら?あの方達は....あぁ、実技試験の時に凄まじい戦いをしていた方達ですね」
「ご機嫌よう。皆さん、これからはクラスメイトととして宜しくお願い致します」
「ん?あぁ宜しく」
「宜しくお願いします!」
「なっ...!お前ら!プラーミア様に向かって何て口を利いているんだ!」
挨拶をするとグループの中に居た1人の男子生徒がラズル達へ近寄り怒声を上げる。
「ん?プラーミア様?」
「この方はプラーミア家の長女であられるアリア・プラーミア様だぞ!」
「プラーミア家?」
「そうだ!この王国の大貴族様の1人なのだぞ!お前らも知っているだろう!」
「あぁー..ああ!プラーミア様ですね勿論知ってますよー」
「ん?クイナ知ってんのか?俺は全く知らないんだが」
「何?!」
(「違いますよ!こう言う時は知らなくても知っているフリをした方が良いんです。貴族に目を付けられたら面倒ですからね」)
(「成る程な!分かった!」)
「あぁー!プラーミア様な!うんプラーミア様!」
「分かったらもっと敬意を払え!」
「敬意?え、嫌だよ」
「「え(は)?」」
ラズルがそう言うとアリア・プラーミアと呼ばれていた女の子と男子生徒の声が重なる。
「貴様何を言っている!!」
「いや、だって年齢は知らないけど俺らクラスメイトだろ?だったら敬意なんて払わなくて良いだろ」
「?!」
「貴様、プラーミア様と対等に話すとでも言うのか?!」
「ああ。そうだが?」
「ふざけるな!貴様の様な平民が対等に話せる相手では無い!!」
「知ったことか、しかもお前にとやかく言われる筋合いはねぇ」
「...!何だと!この僕を貴族と知っての事か!」
「あー、お前も貴族なのね。分かった覚えとく」
「こいつ言わせておけば...!」
「下がりなさい」
段々と男子生徒が危ない雰囲気なってきた所で男を止める声が掛かる。
「しかし、プラーミア様!」
「"下がりなさいと言ったのですが?"」
「..?!分かりました....」
少しだけ圧の掛かった声に気圧された男子生徒は言われた通りに後ろへ下がる。
「止めに入るのが遅れてしまいすみません。先程言っていた通り私はアリア・プラーミアと申します」
「おう、俺はラズルだ。さっきも言った通り俺にはあんたに敬意を払う気なんてさらさら無い」
「ええ。勿論構いませんよ。クラスメイトですものね!」
心なしか嬉しそうにリアは「クラスメイト」という単語を言う。
「なら良かった!宜しくなアリア!」
「..?!...はい!宜しくお願い致しますラズル....君」
リアは少し恥ずかしそうに顔を赤らめラズルの名を呼ぶ。
その光景を見ていた男子生徒は後ろでラズルを睨み付けている。
「ほらっ、お前らも」
そんな事は全く気にしないラズルはクイナとフランに自己紹介をする様に促す。
「....あっ!はい、私はクイナと申しますでございます」
緊張していたクイナは謎の敬語?を使いながら自己紹介をする。
「ふふふ、先程も言った通り私に敬語は必要ありませんよ」
「は、はい!では....私はクイナと言います。3年間宜しくお願いしますアリアさん!」
「はい!宜しくお願い致しますクイナさん」
「............」
「どうしたフラン?」
「..?フラン?もしかしてフラン・シュバルツさんですか?!」
「フラン・シュバルツ?どういう事だ?」
「フランさんもこの王国の大貴族の1つであるシュバルツ家の長女ですよ」
「....は?え、フランが貴族?」
フランの方を見ると申し訳無さそうに頭を下げているフランの姿があった。
「黙っててごめん!...僕が貴族だと知ったらラズル達の僕に対する態度が変わっちゃうんじゃないかって思うと不安になっちゃって....」
「何だそんな事気にしてたのか」
「さっきはクラスメイトだから敬意を払わないとか言ったが、俺はそもそも貴族だからといって敬意を払うつもりは全く無い!」
「だから今まで通り接しさせて貰うぜ」
「...?!ありがとう。皆貴族だと分かるとあからさまな態度で接してくるからラズルみたいに気構え無く接してくれる人は珍しいんだ」
「そうなのか?まぁ俺にはそこんとこは良く分からんが」
「アリアさんもラズルみたいな人は嬉しいんじゃないかな?」
フランはニヤニヤしながらアリアへ問う。
「ま、まあ確かに珍しいですけど私も気構え無く接して頂けた方が良いです」
「さっきも呼び捨てで名前で呼んでくれて驚いたのですけど....凄く嬉しかったんですよ?」
アリアは微笑みながらそう答える。
「それは何よりだ」
「............」
「あれ?今度はクイナが黙っちまったな」
「おーい、どうかしたかー?」
「いや...だって....」
「あ、フランが貴族様だって知って驚いたのか?」
「勿論それも驚きましたが...それよりも驚いた事がありましてね....」
「ん?何だ?」
「さっきの会話を思い出して下さい」
「えーっと....」
何だかキリが悪いと思われますでしょうが気にしないで下さい。




