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学園[2]

[問題101]


“自分、母親、親友、恋人の4人が不治の病に侵されてしまいました。その病を治せる薬は3つしかありません。あなたは誰に薬を使いますか?じっくりと考え、あなたの答えを導き出して下さい。尚、この問題を正解したとしても点数にはなりませんが、不正解だった場合40点の減点とします”


(この試験の合格ラインは60点。この問題に間違えた場合は他の問題を全問正解しなくてはならない。....成る程な、まぁ確かに上っ面だけの奴じゃ無理だな)


(基本的な知識を問われるだけの試験と言っていたが....中々良い性格してんな)


(まぁ....この問題ならクイナは心配要らないな)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「試験終了!ただちに解答用紙を裏返し、試験監督が回収して採点を終えるまでその場で待機していて下さい」


試験監督が次々と解答用紙を回収していく中、受験者達は試験の手応えについて話し合っていた。


『101問も問題があったが結構簡単だったな!』


『だね~最後の質問も最初は良く分からなかったけど、多分合ってると思う』


辺りからちらほらと試験の感想が聞こえてくるが、簡単だったと言う者が多かった。


「はい、それでは採点が終了しましたので、この場で筆記試験合格者を発表していきます」


当然受験者達からは緊張が漂ってはいたが、皆どこか余裕のある表情を浮かべていた。


「今から呼ばれた受験番号の者を合格とします」


「では...2、7、8、15、18……」


「505、506……」


「「良し!」」


無事ラズルとクイナの受験番号も呼ばれた。


「……以上の117名が合格となります」


1000名以上という大勢の受験者の中から合格したのは、たったの117名だけであった。


「以上で筆記試験終了としま..」


「ちょっと待てよ!!」


受験者の中から怒声が上がる。


「はい、何でしょうか」


「俺は絶対に60点以上はいったはずだ!なのに何故合格じゃないんだ!」


「ええと...256番ですね。この際疑問に思っている人が多いと思われますので説明します」


「正直、今落ちて不満に思っている人は最後の質問を間違えた者と思って貰って良いです」


「はぁ?!ふざけんな!俺は自分以外の3人に使うと書いたんだぞ!」


「はい、不正解です」


「じゃ、じゃああの質問の答えは何なんだよ!」


()()です」


「....え?」


「ですから空欄があの質問の答えです」


「はぁ?!何言ってんだよ!空欄が正解なんておかしいだろ!」


「はぁ....まず、何故空欄が正解か分からない時点でもうあなたは不合格です」


「ふっざけんなぁぁぁ!!」


その受験者は案内人へ襲い掛かる。


「てい」


「ゴハァ!」


....が、ラズルによって防がれる。


「あら?危ない所を助けて頂きありがとうございます」


「嘘つけ、ほっとけばこいつ死んでたぞ」


「ふふふ、まさか」


「まぁ良い、次は実技試験だよな?案内頼むぜ」


「はい、では見事合格した皆さんは私に付いて来て下さい」


「残念ながら落ちてしまった人は出口はあちらとなっておりますので、お気を付けてお帰り下さい」


そう言い残し、案内人は歩き始める。ラズル達合格者は黙って付いていく。


「ラズルさん!良かったです。無事合格出来たんですね!」


「当然だ。あの質問を間違えたら落ちる可能性が高かったが、お前なら大丈夫だろうと思ったよ」


「....あんなの選べませんよ」


「そりゃそうだ。自分を犠牲にして周りを助けるというのは一見正解に見えるが....」













「んな馬鹿な話あってたまるか。自分が死んだら正解も間違いもなく全部終わりだろ」


「私もラズルさんなら大丈夫だと信じていましたよ!」


「次は実技試験だ。これも大丈夫だとは思うが、油断はするなよ?」


「はい!2人で合格しましょうね!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


次に案内人に連れてこられたのは闘技場の様な所だった。


「はい、では続いて実技試験へ入ります。最初に説明した通り、こちらがランダムで選んだ受験者同士で戦って貰い、勝てば合格、負ければ不合格です」


「では対戦相手を発表していきます」


「2と192、7と386……100と505……506と863……」


「尚、負けた場合もこの闘技場内に残っていて下さい」


「以上です。負けない様に頑張って下さいね」


「俺は100か」


「私は863ですね」


「お前の対戦が先という事はどうやら対戦の順番もランダムみたいだな」


「緊張します....」


「お前なら大丈夫だ。全力でやってこい!」


「..!はい!」


こうして実技試験は始まり、クイナの番が来た。

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