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職場体験[15]

「遅っせぇよ!今何時だと思ってんだおぉん?!」


「まだ午前6時頃ですが何か?」


「何だもうそんな時間か、早く集合場所に行かねば」


「でも着いたとしても皆を待ってる間何するの~?」


「うーん、ロロの用事も終わったみたいだしどっかしらの店で何か食うか?」


「この時間帯でやってるお店なんてあるんですかね....」


「待ち合わせ場所の近くにお茶出来る所があるはあるけどちょっと高いよ~?」


待ち合わせ場所はいつもの広島の噴水前。そしてその近くにある高い店。この2つのワードを聞きクイナは即座に例の店だと判断し、その場所にトラウマを持つラズルの方へと目を向けた。


「何だこんな早ぇ時間にやってる店なんてあるのか。良し、そこ行こう!勿論俺の奢りだ!」


「えっ良いの~?!わ~い!あそこ1度行ってみたかったんだよね~!」


(「だ、駄目ですよラズルさん!あそこの近くの高いお店って絶対あの時のですって!いくら小遣い上がったっていっても奢りだなんて....」)


「ふっ...おいおいクイナさんよ、この俺を一体誰だと思ってるんだい?」


「同じ過ちを2度繰り返した人」


「いや違いねぇけどさ....まぁ今回こそは本当に大丈夫だ!()()()()があったんでな!」


「......因みにその臨時収入とやら詳しく聞いても?」


「別に悪い事なんてしてねぇって!夜遊びついでに人助けしたらちょっとお礼を貰っただけだ」


(本当に夜遊びしてたんだ~)


「うーん、なら良いんですけど。あっ!私だけ自腹とかないですよね?!」


「んな訳ねぇだろ。ちゃんと俺が3人分払うって!」


「色々と不安要素はありますがまぁ良いですね!行きましょっか!」


「お~!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「いや流石にもう同じ失敗はしねぇよ?」


2度やられただけの事はあり、大体の値段は分かっていたラズルは今回は計算通り財布が空になる事なく無事にお茶を終えた。


「いや~初めて食べたけど本当に美味しかっかぁぁぁぁ....」


「おっと...ふむ、徹夜した後に満腹になったもんだから寝ちまったか。まぁ他の奴らが来るまではこのままで良いか」


「もう睡眠って言うより気絶っていうレベルでは?」


「まぁこの位は驚く程でもないだろ」


「確かに私にとったはラズルさんが何事もなく奢ってくれた方が驚きです」


「どこに驚いてんだお前は。あ、そういやあの時の金って今どれくらい残ってんだ?」


「うーん、結局あれ以来学園で忙しくて仕事出来てないですからね。流石にそろそろ無くなっちゃいそうです」


「どの道月1で顔出さないとリタに刺されそうだし、職場体験終わったらギルドに顔出すついでに何か依頼受けるか!」


「刺され...?まぁ良いです。でもまだバトルウルフの素材残ってませんでしたっけ?」


「あー、それ金無い時に色々面白そうな物あったから物々交換しちった!」


「あの量で物々交換?!一体何と交換したんですか?!」


「....そりゃ今後色々出て来るだろうから気にすんな」


「絶対ろくなもんじゃないですよね?!」


その後結局2人はロロを寝かせつつ数時間は噴水前で待つ事となったが、他愛もない話をしている内に待ち合わせの時間となった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「おっ、良かった皆ちゃんと来てますね!....ラズル、ほんと頼みますよ?」


「やっほー皆!って何でロロは寝てるの?」


「......ふっ、あの寝顔は無事に解決したみたいね」


「もしかしてお待たせしちゃいましたかね...?」


「いやいや今さっき来た所さ!」


「爽やかな顔で大ぼら吹くの止めて貰えます?」


こうして無事に全員集合する事が出来た一行はグラウィスの実家へと向かい始めた。












「んじゃまずは人目の付かない所行くか」


「ここに集合する意味ありました?」


「すやぁ~....」

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