職場体験[12]
新年明けましておめでとう御座います!皆様にとって2021年はどんな年でしたでしょうか?自分は受験で頭えげつない事になりそうですが、今年も頑張っていくので宜しくお願い致しますm(_ _)m
「2人だけの思い出....か」
「う、うん。あっ、でもでも別にそんな特別なやつじゃなくても良いんだよ~?!」
「成る程....ふっ、ふふっ、そ、その願い...確かに聞き入れふはははは!」
「何で笑うの~!!//」
「いやぁ悪い悪い!今までのと比べて随分と可愛いお願いなもんだからつい」
「クイナとフランと後恐らくアリアみたいなお願いがある方がおかしいんだよ~!」
「ん?あー、それもそうだな」
「...?」
一瞬会話のズレを感じたロロであったが、その後のラズルの言動によってそんな疑問は直ぐ様消えてしまった。
「うーん、つっても今日はもうこんな時間だしなぁ」
「あっ、そう...だよね」
「夜遊びするしかねぇよなぁ?」
「....ん?」
「え、どうする?取り敢えず盗んだ馬車で走り出して学園の窓ガラス割っとく?」
「第1候補のセンス絶望的過ぎない?」
「それ以外となると....まぁそろそろ頃合いか」
「頃合いと言いますと~?」
「丁度良い所があんだよ。よっ!」
「良い所っていうのは~?」
「そいつは着いてからのお楽しみって事で。ほっ!」
「じゃあ最後に...ずっと気になってるんだけど何してるの~?」
「肩回しと屈伸」
「ごめん疑問が増えた」
入念な肩回しと屈伸を終えたラズルは足元の屋根を軽く叩き、深く頷いた後に無言でロロに近付き始めた。
「良し」
「何も良くないよ?!それ絶対投げる前の準備運動じゃん!」
そんな疑問には一切耳を貸さず、流れる様な動きでロロを抱えた。
「はいじゃあ目瞑ってて下さいね~。じゃないと眼球えげつない事になりますからね~」
「しかも投げられるの私なの?!いや無理無理無理だって!」
「じゃあ行きまーす!3…2…」
「待って死ぬ!当たり所によっては死ぬよ?!」
「1!!......で投げる訳ねぇだろ」
「はぁ..はぁ...!こ、怖かっ」
「予告無しで投げるんだよぉぉぉぉぉ!!!」
「あ"あ"ぁぁぁぁ死ぬぅぅぅぅぅ?!?!」
とても人が人を投げたとは思えぬ程綺麗な弧を描きながら落ちていくロロ。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
「はい空の旅お疲れさん」
それを地面にぶつかる寸前でお姫様抱っこの形で上手い事衝撃を流しつつ受け止めるラズル。
「感想をどうぞ」
「......もの凄く重力を感じた」
「ははっ!この時点でもう忘れらんねぇだろ?」
「路線が違うかな~?!」
「でも実際は?」
「ちょっと癖になるね~」
「そうでしょう?」
「「へへへへへへへっ!!」」
周りに人が居るのであれば冷たい目を向けられそうな、いつも側で見ていただけだった下らないやり取り。
しかし、そんな他人から見ればどうでもいい些細なやり取りも、ロロにとっては一瞬の内に心温まる出来事であった。
「....ふひっ!」
「ん?何だそんな気に入ったのか!だったら今から行く所もロロはきっと気に入るぞ!」
「もの凄く不安ではあるけど....それ以上に楽しみ~!!」
「よっしゃ!んじゃもう1発....」
「え...いやいや後は普通に歩いて行こうよ~!」
「残念ながら歩きじゃ着かねぇんだよなぁ」
「マジで何処連れてく気?!」
「ふっ...夢の国だよ」
「ゆ、夢の...国?それって一体...っ!」
今回は疑問すら聞く前に指でロロの口を塞ぐと、にやりと笑った後いつの間にか手に持っていた怪しげな布をロロの顔へと被せた。
「ちょっ!な、何これ?!」
突然顔に布を被せられ視界が奪われたロロは、今回は身体の自由が利く為反射的に布を取り、直ぐ様視界を取り戻した。
「ちょっとラズル~!何かこの布変な匂いするん...だけど......」
布によって視界を奪われたのは僅か3秒程。しかし、布を外して目に飛び込んで来た景色は3秒前のものとは全く違った....
「何....これ......?!」
人生において見た事も聞いた事すらも無いであろう造りかけの何かが至る所にある謎の場所であった。
因みにロロパートは次回で終わり予定です




