運命の人[17]
最近家に帰ると直ぐに寝てしまい中々書く時間が作れず、皆様をお待たせしてしまい申し訳ありませんm(_ _)m
「楽し過ぎて時間を忘れていました....思っていたより遅くなってしまいましたね」
「...っ?!ア、アリア様?!」
「すみません、門を開けて貰えますか?」
「は、はい!只今!」
ラズルとのデートを終えた後、アリアは家へ帰ろうと門を通ると、家の扉の前でずっと待っていたのか、約束通り無事に帰って来たレイスが泣きながら飛び付いて来た。
「ちょっ!お父さん?!」
「うおぉぉぉ!!アリアァァァァァ!!!無事で良かったぁぁぁぁぁ!!!」
「お父さん、耳元でそんな大きな声を出さないで下さい!凄くうるさいです!ていうかキャラどうしたのですか?!変わり過ぎですよ?!」
「良かった...!本当に良かった....!!」
「わ、分かりました!分かりましたから取り敢えず離して下さい!」
「あんの糞ハゲ良くもうちの可愛いアリアに手ぇ出しやがったな...!ぜってぇぶち殺してやらぁぁぁぁぁ!!!」
レイスは額に青筋を浮かべながら、帰って来たばかりにも関わらず今にも〈シュラハト〉へ戻ってゲインを殺さんとする勢いであった。
「はぁ....恥ずかしいのでもう止めて下さい!!」
「はい!止めます!」
お姫様に憧れて仮面を被っていたアリアと同じく、威厳を出そうと被っていたレイスの仮面も既に外れており、そこには以前の様な威厳のある父親の姿は無く、代わりに完全に親馬鹿となった父親の姿があった。
「....ん?そう言えばお前さっき私の事をお父さんって....」
「もう本当の自分を隠すのは止めたんです。あ、でもお父さんが嫌なら前の様にお父様と呼びますよ?」
「お父さんが良いです!」
「分かりました」
「でも、良いのか?小さい時からの夢だったのだろう?」
「....確かに私はずっと王子様に憧れ続けて来ました」
「あんな素敵な王子様と出会う為には私もあの絵本の素敵なお姫様みたいにならなくちゃって....ずっとそう思って自分を隠して来ました」
「....でも、どうやらそれは勘違いだったみたいです」
「私が憧れた王子様はあのお姫様だけの王子様であって、私には私だけの王子様が居たんです!」
「........そうか」
レイスは娘の成長に嬉しそうに頷くと、遠くでずっと自分達を見ていた門番に気が付き、急いで外れた仮面を被り直した。
「....ごほん、それでまさかとは思うがその王子様とやらは見つかってはいないよな?」
「えっと...その....えへへ、見つかっちゃいました//」
「なっっっ....?!?!」
(あのローランとか言う若造を振り切ったと思えば、今度はアリアが男を見つけて来た....だとぉ?!)
(許せん...!あんな事があった後だ。うちのアリアに手を出す野郎は1人残らずぶち殺してやる....!!)
レイスの怒りの矛先がゲインからラズルへと移り変わった瞬間であった。
「それよりもお母さんや国王様に報告しなくても良いんですか?」
「おっと、そうだったそうだった。私も今さっき帰って来たばかりでまだ母さんにこの事を言ってなかったよ!アリアを見たら母さん腰を抜かしながら喜ぶぞ!今日はパーティーだ!」
レイスは未だに門番が見ているという事を忘れ、早くこの事を伝えようと大はしゃぎで家の中へと入って行った。
「....お父さん相当分厚い仮面壊れちゃってますね」
そんな自分と同じく今まで被り続けて来たであろう仮面が壊れて本当の姿を見せた父を見て、アリアも苦笑いしながら家の中へと入って行った。
読み返してみて特に変える必要も無いかと思い、145部と146部のサブタイトルを『デート』から『運命の人』へ変更致しました。




