運命の人[1]
また6日も投稿出来ずに皆様をお待たせしてしまい大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m
「貴様....俺を騙しやがったな?」
ラズルはクイナの気配すら感じられない洞窟に連れて来られ、自分が騙されたのだと判断して謎のオーラを出しながらフランへと近付いていく。
「え?!ちょ、ちょっと待って違う違う!本当にここに居るんだって!」
「........気配すら感じられないが?」
「そ、そんな事僕に言われても....」
「この俺を金で釣った挙げ句騙すとは良い度胸だ....!覚悟は出来てんだろうなぁ?!」
「だから本当なんだって!本当にここに居てって言ったんだよ!しかもお金に釣られたのはラズルの問題でしょ?!」
「................」
「はぁ...やっと分かってくれた?」
「金に釣られて何が悪いんじゃおらぁぁぁ!!」
「逆ギレの内容が酷すぎるよぉぉぉ?!」
狭い洞窟の中でラズルに追われ、何とか洞窟の中から脱出したフランは皆が待っているガウの元へと再び全力疾走し始めた。
「待てやこらぁぁぁ!!」
そんなフランを凄まじい形相で追い掛けるラズル。傍から見れば小さい女の子を追う変態そのものである。
「キュイィ....」
そんな光景を洞窟の外で見ていたネラは、やれやれと言った様子で2人の後を追った。
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何とか森の木々を使って変態から逃げ切ったフランは、息を切らしながら爆睡しているガウの近くに居たララの後ろへ隠れた。
「あっ!フラン大変なんだよ!!」
「こっちも大変なんだよ?!」
「フラン貴様ぁぁぁ!!」
「来たぁぁぁぁぁ!!!」
「ラズル!今はそれ所じゃないです!」
「緊急事態~!」
そこにはクイナを探しに行ったグラウィスとロロも居り、珍しく慌てていたので流石に何かあったのだと判断したラズルは急停止して1度冷静になった。
「何かあったのか?」
「クイナ!!クイナが何処にも居ないの!!」
「そうそう!僕達も今行って来たんだけど何処にも居ないんだよ!」
「お前ら同じチームだろ?隠れ場所知ってるんじゃないのか?」
「だから結構前にアリアがクイナが隠れてる洞窟に呼びに行ったんだけど...全然帰って来ないの....」
「フラン、さっきの洞窟は本当の隠れ場所だったのか?」
「だからさっきっからそう言ってるじゃん!」
「........お前らはここで待ってろ。ネラ、お前は一応空から探せ」
「あ、待っ....!」
フランが言い終わる前にラズルは砂煙を上げながら森の中へと戻っていた。
「ぼ、僕も行く!」
「待って下さい!!」
グラウィスはラズルの後を追おうとするフランを止めた。
「もしかしたらこれは俺達が思っているよりも大きな問題かもしれません。ここはまた誰か居なくならない様に皆で固まるべきです!」
「っ....!」
「今先生はこんな状態で何をしても起きてくれません....他の先生も何処に居るのか分からないので下手に動かない方が良いです」
「で、でも....!」
「悔しいですが、今俺達はラズルを信じる事しか出来ません....」
「............」
グラウィスは本来であれば下手に動かずガウが起きるのを皆で待ち、どうするべきか聞くのが1番安全だとは思っていた。
それでも森へ向かおうとするラズルを止めなかったのは、一刻も早く2人を見つけなくてはいけないという思いと、何よりもラズルを信じていたからに他ならない。
「ラズル....お願いします」
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「...ん....んうぅ?」
目が覚めるとそこは見知らぬ天井……すら見えない真っ暗な空間であった。
「あ、あれ?私確かクイナさんが隠れている洞窟に入ってそれから....」
グチョ...グチャグチャ....
「っっっ....!!」
背後から凄まじい悪臭と不快な音が聞こえ、反射的に跳び下がって距離をおく。
「【点灯】!」
直ぐ様視界を確保する為魔法で明かりをつける。
洞窟全体の様子が見える様になり、先程の悪臭と不快な音がした方向を見てみると....
「ア"リ"ア"ざあ"ぁぁぁん!!」
何かドロドロした液体を身体中にへばり付けた人型の何かが立っていた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」




