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転移[1]

初投稿です!誤字・脱字・矛盾などの不具合が起きる可能性大ですが、後半にいくにつれ文章を書くことにも慣れていくと思いますので、最後まで楽しんで下されば幸いです。m(_ _)m

ただ1つの建物以外何も存在しない真っ白な空間が果てしなく続いている世界。そんな世界に1柱の神が暇を持て余していた。

 

「暇過ぎるわ!!!」


「何だ3000年って?!こんな何も無ぇ所に3000年も居たらストレスで禿げるっての!」


神々の中でも最上位の存在であり、こと戦闘においては敵無しと呼ばれたラズルも『暇』には勝てなかった。


「最近俺が出る程の仕事が無ぇんだよなぁ....まぁそれだけ平和って事だから良いんだけどさ」


「ルチェの奴は忙しそうなのに俺だけ何もする事が無ぇなんて神様は何て不公平なんだ!」


「神様!何でも良いから暇を潰せる何かを下さい!」


当然神であるラズルの願いを叶えてくれる神など居ない。


「はぁ...管理する世界がある奴は良いよなぁ....」


「俺も他の奴等みたいに死んだ人間に適当に力与えて他の世界に飛ばしてみよっかなぁ....」


「......いや待てよ?神が人間を違う世界に飛ばせるなら神が神を他の世界に飛ばしてもおかしくないよな?」


冷静に考えたらそれがおかしい事だと誰もが分かるが、あまりにも暇だったラズルにそんな冷静な判断は出来る訳も無かった。


「思い立ったが吉日!早速実行!」


「あ、と言ってもこのまま行くとつまらないしなぁ....どうしたもんかね」


「....お、そうだ!取り敢えず適当な世界に人間として転移してみるか!」


こうして何も存在しなかった真っ白な空間から、唯一存在していた1柱の神が消えた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「...んっ?!」


「どうされました?ルチェス様?」


「いや...急にラズの神力が感じられなくなったのだけれど...」


「ラズル様に何かあったのでしょうか?」


「いや、()()()()()であるアイツに何か仕掛けられる奴なんか居るわけ無いわ。絶対にアイツ自身が何かしでかしたに違いないわね」


「まぁ、アイツにしては良く持った方ね」


()()()()()...でしたね」


「それにしても神力が消えるという事は何処かに転移した上で神力を消したということでしょうか?」


「アイツの考える事は理解出来ないわ...まぁ暫くは放置で良いかしらね」


何事も無かったかの様に()()()()()であるルチェスは自身の仕事へと戻る。


「本当に放って置いて良いのでしょうか...」

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