罪と罰
プロローグ
少しでいい、ほんの少しでいいから、
人に愛されたい、愛してくれる人のためなら
なんだってする、どんなこともする、
人を傷つけることも、盗みも、騙すことも、
だから、僕を…
愛してください、
1話 それが彼の罪、彼女の罰
誰かがこんなことを聞いた、
愛の反対は何か、
ある人は答えた、
「愛の反対は無関心」だと、
誰かがこんなことを聞いた、
正義の反対は何か、
ある人は答えた、
「正義の反対はまた別の正義だと」
僕は思う希望の反対は何かと、
絶望なの?別の希望なの?
そんな事を考えながら僕は、
刑務所の牢屋のなかにただ一人、
孤独を噛み締めている、
何で牢屋何かにいるのかと言うと、
彼女に騙されて犯罪に巻き込まれたから、
間抜けな話だ、
好きだった女の本性に気付かない、
どうやら俺は、
そうとう重い罪らしい、
別に彼女に復讐したいとか、
そんな気持ちはない、
でも、
彼女の本音を聞きたい。
とある喫茶店
私はとてつもない事をした、
彼を…彼の気持ちを利用した、
私は酷い女だ、
仕方なかったとは言え、
彼を巻き込んで、
その上彼は捕まってしまった、
私のせいだ、
なのに私は、
自首出来ない、
捕まりたくない、
怖い、
「ごめんなさい……ごめん…なさい」