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5・信用、信頼について考える
信用。信頼。人間の心というモノは目には見えない。当然心もだ。その人間が何を考えているか何て誰にも分からない。
こうしてジャンヌ・ダルクが磔にされて火あぶりを待っているという事はその信用、信頼の部分が足りなかったという事になってしまうだろう。
しかしそれだけではない。人間、自分の事しか考えていない生き物だ。
ジャンヌ・ダルクの味方をして自分も同じような事になるのを恐れているの事だろう。それが人間、その考えを正しくないとか否定はしない。
自分第一。神、聖人でもない限り他人第一なんてしない。もしかしたら神もしないかも知れない。それはその時にならなければ分からない。
ジャンヌ・ダルクは考える。
自分は信頼はされていたけれど命を賭けるまでの者ではなかったんだな、信頼はされていたのは能力の部分で人としてではないんだから益々持って人ではなくなってきたなっと。
信用、信頼があると言う者がいるならそういう場面に遭遇していないだけで試されていないだけであると立証したことにほならない。
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