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夕陽 YUUHI  作者: 結城はじめ
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憧れとハジマリ

初投稿なので、まだ慣れていませんが、パソコンでの投稿となります。


結城はじめといいます。


中学3年なので、キーボード打ちが遅いのとテストや学校行事等で投稿が遅くなったり、長い間投稿できなかったりあるのですが、頑張って書いていきたいです。



野球のルールもあまり知りませんが、アサヒと共に頑張っていきたいです。


感想等もよろしくお願いします。

「すっげーなアサヒ、見たか?今のピッチャーのボール!・・・あぁ、ピッチャーってもわかんねぇよなぁ。ほら、あのボール投げた人!ぎゅんって曲がったボールにさぁ・・・・」



坂田のおっちゃんが、その時何を言ってるのかは分からなかったけど、周りの人たちが一斉に立ち上がってライオンみたいに吠えていたのは覚えてる。


おっきいダイヤモンドの上でおんなじ格好した兄ちゃん達が真ん中に走ってきて喜びあっている姿。



周りの人たちのでかい声援。



全部が俺を虜にした。



「俺も、あの場所であのスポーツをやってみたい。」



帰りの車の助手席でおっちゃんにいった。今からするとなんでおっちゃんは笑わなかったのだろうと思う。


その時は、名前もルールもろくに知らないスポーツで、ましてや運動神経のあまりよくなかった俺があの甲子園に行きたいなんて言ったのに。


「いいやん。おっちゃんと一緒に甲子園目指そうぜ。アサヒはよかピッチャーになれるばい。」


おっちゃんは笑わなかった。むしろ一緒に行こうと応援してくれた。


夕陽が照らしたおっちゃんの顔はいつもより……いや、いつも通り優しい顔だった。


地元の福岡に帰ってから一か月後。


俺は、おっちゃんと一緒に何度も何度も母さんと父さんにお願いして近所の草野球チームに入れてもらった。



「梶山ファイターズ」 メンバーは全員合わせて20人弱という少ないチームだった。けど、俺はあそこで見たような本物の野球ってのをやれるのかって思って、ずっと楽しみにして、夜も眠れなくて…。



楽しみに…



してたのに……。


「ほれ。グローブ。」


「へ?」


「てめぇは球拾いからすんだよ。ほらさっさといけ!」


俺の野球人生はまだまだ始まったばっかりだ。


 


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