表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

#2 少年、結局分からずじまい

「…えっと~、その後ろのは何ですか?」

「っえ!?」


 彼女は僕と自身の後ろを交互に見ながら…


「見えるんですか…?」

「いや、ハッキリとは…でも、『ナニカ』ありますよ、ね…?」


 彼女は吃驚しながら、でもどこか品定めをするように僕を暫くの間見ていた。



 何なんだ一体?



「失礼かもしれないですけどお幾つですか?」

「15歳ですけど…」

「何だ、年下か。まぁそれは別に良いんだけど、高校生?」



 いきなりタメ口になったけどどうやら年上らしいからしょうがないか…



「いえ、まだです。今年から高校生です。」

「ふ~ん、受験はもう終わったの?」

「まだこれからで、後一週間ぐらいですけど…」

「まぁやってようがやってなかろうが関係ないけど」



 関係無いんだ…



「じゃあ名前は?何て言うの?」

七草侑さえくさゆうです。七草粥の七草って書いてさえくさって読みますけど…」

七草侑さえくさゆう君ね。…分かった、ありがとうじゃあね!」

「じゃあ……じゃあって、まだ僕の質問の答えを聞いてないんですけど!?って、もういないし!?」




 な、何だったんだ今のは……



「とりあえず帰ろうかな…」


 僕は赤い夕日が差し込む帰り道をまたゆっくりと歩き出した。



 まぁ多分二度と会うことは無いだろうからずっと考えてても仕方ないかな?



 僕はもう気にしない事にして、そのまま帰宅した。










 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ