↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
報われない恋  作者: 涼
PR
1/3

01 城田隆之の場合。

誘われれば抱く。

それを俺は繰り返していた。


そんな俺にも好きな人はいる。

そいつは…


「たぁーかちゃん♪」


出逢った時から俺のことを“たかちゃん”と呼ぶ。俺は城田隆之。だから、たかちゃん…。


コイツは俺に懐いている。そんなヤツだから俺はコイツの事が好きになった…。



例え、叶わない恋だとしても…。





ある日コイツは俺に爆弾を落としてきた。


「隆ちゃん…。」

「何だ?そんなに真剣な顔して」

「僕さ………好きなひとできた」

「そ、そっか…」


最初から覚悟は出来ていた。男の俺に男の澤村友紀が好きになるはずがないから


「隆ちゃん…。僕どーしよ…」

「ゆき、お前なら大丈夫だって」

「そーかな?」

「あぁ。で、誰なの?」

「えっとね…そのぉー…。秋山神奈ちゃん」

「秋山か…。お前なら大丈夫だろ、思いきって告白でもしろよ…」


秋山神奈。たまにコイツと一緒の所を見かけたりする。二人を端からみても恋人同士に見えるし、美男美女でコイツにはあってると思う。多分秋山もコイツに気があるようにも見えるから、コイツがおせば多分すぐ恋人同士になると思う。


「じゃー、僕頑張ってみるね」

「頑張れよ、ゆき…」

「うん!隆ちゃんに相談してよかったよ♪勇気もらえた!」


ゆきはそれからも俺に相談しにきていた。そのたびにゆきが幸せになるんならと、自分の気持ちを押し殺しながら相談にのっていた。ゆきの笑顔とは、反対に俺は今まで以上に荒れていた。ひっきりなしに色んな女を抱いていた。ところ構わず…


数日たった頃


「隆ちゃん!彼女出来たよ♪」


ゆきに恋人が出来た。コイツのヘタレぶりはすごかった。ヘタレぶりのために数日もの時間がたったのだ。


いい加減コイツの事を諦めないとな…

最初から叶わない恋だとは分かっていたけど、なんでゆきを好きになったんだろうな…。そのために最初から諦めるなんて……


「ねぇ、城田くん。僕、城田くんの事が好きなんだ…。だからその…」


色んなことを考えていたら後から声をかけられていた。


「なに?俺と、付き合いたいの?それとも、抱かれたいわけ?」

「えっ、その……」

「………」

「…。やっぱダメだよね?男同士とか気持ち悪いよね…。ごめんねっ」


そいつは言い逃げするかのように反対方向に向いて走って去っていこうとした。


それを俺は…


「待って」

「え?」


そいつの腕を掴み、逃がさなかった。


「なぁ、俺と付き合いたいのか?」

「う、うん…」


頷いたのを確認するとそのまま腕を引いて俺の家に連れ込んだ。

連れ込むと、そのままそいつ、栗栖慧と体を重ねた。


もう、ゆきが手に入らないのなら…と、多分俺は自棄になってた。

俺と慧(呼んでほしいと言われて呼んでいる)が重ねているように、俺は、ゆきとこんなことをしたかったのかと考えながらその日は慧と一つになった。



その日を境に、俺の隣には慧がいるようになった。

そして、ほぼ毎日慧と体を重ねるようになった。月一は誘われた女にそのまま流されてる。

慧が、

「急に誰にも手を出さなかったら、変に誤解されちゃうよ?僕は城田くんを束縛しないし、女の人を相手にするんだったら何も言わないよ?」

って、言ったから。


けど、もう最初から慧にはまっていたのかもしれない。慧と一線を越えたあの日から・・・

他の女にも手を出すのは『俺はホモじゃない』って否定したかったのもあるのかもな



俺の隣には慧が、ゆきの隣にはその彼女が…

この関係が変わる日なんて来ないんだろうな、それほど俺は慧にはまってる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。