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上京物語  作者: 辻 卜伝
13/14

第十三章 聖夜(前)

12月24日・・・


僕は先祖代々、仏教徒だが

今日だけはキリストの奇跡を

信じても神様も怒りはしないだろう


大切な告白の日なのだから・・・


今日は朝から、どんよりとしていて

スッキリしない空模様だった。


当然、定時で帰る予定だった

しかし今日に限って

トラブルが相次いだ。


「くそっ!」

機械に当たったが

改善する訳ではない


こういう大事な日は

いつも、こうだった

順調にいったことがない


ノルマを終わらせ

私服に着替えると

急いでレストランに向かう

なんとか間に合いそうだ


肝心の指輪は上着の

ポケットに入っていた


街はイルミネーションで飾られ

クリスマスソングが

流れていた・・・


電車内もいつもとは

違う雰囲気で

楽しそうな親子連れや

幸福そうなカップルが

多かった。


真弓は

すでにレストランに

着いていた


彼女は待ち合わせ時間に

遅れて来たことは

一度も無かった


僕が遅れてしまっても

1時間位なら

平気で笑顔で待っていてくれた


そんな彼女のためにも

早く行かなければ・・・


駅に到着しホームに降り

小走りで10m程進んだ時


背中に何かが、ぶつかった

それと同時に

強烈な激痛!!


一瞬何が起こったか

分からなかったが

答えはすぐに出た


刺された!!!


その時

ぶつかってきた男が

つぶやく

「レイちゃんの仇だ。」


何のことだ?

意味が分からない・・・

なぜだ・・・・・・


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