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バイク乗り2004 ~ある女性の全国放浪記~  作者: r_SS
第七章 フローレンスカヲル
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第七章 フローレンスカヲル 3

 「マ、マジ!?すごーーーーーーーっ・・・・・・・野崎君のバイク、メチャメチャ凄くない?」

 昌男の愛車、 ホンダCBR1000RR を目の当たりにした茜は、その大きなボディと外観に圧倒されるばかりであった。

「俺さ、免許とってもう10年経つのに全然リッターバイク乗った事なかったんだよ。だけど社会人生活ン年も続けると自然に金も溜まって来るしよ、前々からコイツに乗ってみたいって憧れもあったから思い切って現金一括ポーンと支払って手に入れたんだ!!!!!」

 昌男は自慢気になって説明した。茜は以前、北海道の稚内にて山口和義が映画『イージー☆ライダー』に憧れてハーレーダビットソン社のFXSTをキャプテン・アメリカと同じスタイルに大改造して誇らしげに語っていた事を思い出したが、どちらかと言うと和義は若き日の懐古主義が強かったのに対し、一方昌男の愛車は最新のハイテク技術を駆使したタイプであり、本人も改造等手を加える様な事は全くせずにいた。しかし、だ。実際の購入理由は職場の劣悪な人間関係によるストレスが溜まった挙句我慢の限界に達し、溜まったストレスを発散する為に半ば自棄気味になって購入したのである。

「そんじゃあそろそろ行くぞ。」

 昌男がCBR1000RRのエンジンを掛けると、茜も続いて250TRのエンジンを掛け、2人は軽井沢方面へ向かうべく国道146号線を直進した。


 ところがかたや1000ccの排気量を誇るリッターバイクであり、かたや荷物山積みの上、排気量わずか250ccの街乗りバイクを不慣れな手つきで動かす為、速度や技量を考えても圧倒的に昌男の方が有利であった。

「全くもうトロくせぇな・・・・・・先に行くからなっ!!!!!!!」

 昌男はゆっくり走る茜のトロさ加減にしびれを切らし、とっととスピードを上げて先に行ってしまった。

「ちょっと野崎君何やってんのよ!!!!!!!あんの野郎、人の事誘っておきながらとっとと自分だけ先に行っちゃって!!!!!!!!!」

 茜は慌てて昌男の後を追いかけた。


 しばらくして国道146号線を抜けて一般道に入り、軽井沢へと入った。

「えぇっと・・・・・・確かこの辺りだった様な気がするんだけど・・・・・。何せ久しぶりだし周辺の様子もすっかり変わっちゃってるから分からねぇんだよな・・・・・。」

 昌男は途中あちこち停車しては地図を広げ、グリーンケイブルズDGHの場所を探していた。

「ねぇ野崎君どう?場所分かった?」

 茜も地図を覗き込むようにして見ていた。

「ちょっと待てよ・・・・・、分かった!!!!この先をもうちょっと真っ直ぐ行って十字路を左折した所だ!!!!」

 2人はグリーンケイブルズDGHの場所を確認し、ゆっくりとそれぞれの愛車を走らせた。

「えぇっと・・・・思い出した、ここだここだ・・・・・。やっぱり長い間来てないからすっかり場所忘れちゃうんだよな。おまけに周辺も昔と比べるとだいぶ開けてきてるしよ・・・・・ん?んんんんんんんんんんん??????????な、何なんだありゃ!!!!!!!!!!ちょっと一体コレってどういう事なんだよ!!!!!」

 昌男は改装されたグリーンケイブルズDGHを見てギョッとした。

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