表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/151

第一章 出発 1

 2004年5月31日

 この日は朝から晴天だった。そして埼玉県さいたま市浦和区内にある大橋家でもいつもの通り朝を迎えようとしたその矢先、玄関前からエンジンの音が鳴り響いた。


 荷物も忘れ物ないしメットも被った。セルを回してと・・・エンジンかかった。さぁ、出発だ!


 「行ってきまーーーーーーーーーーーーーす!!」

 との声と同時に一気にタイヤを走らせた。

 「茜!全くあの子ったらもう・・・・」

 ため息をつく母奈美子に

 「もうあいつは今日から娘でも何でもない!二度と家の敷居を跨らせないぞ!」

 朝から怒鳴り声をあげる父敬一郎。そしてそんな光景を見ながら

 (あーあ、全く情けないったらありゃしないよ。この先思いやられるわ・・・・)

 と呆れ顔で黙々と朝食を取る妹の歩。


 大橋茜 27歳、この日の為に購入した新品のオートバイで放浪の旅に出発した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ