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第二章 憧れの君 5

 仙台駅に戻った2人は仙台名物牛タン定食を食べ、バスで 秋保温泉に向かい、秋保大滝見学や 温泉三昧をし、宿に戻ったのは夕方6時半を過ぎていた。

 そしてその日の夕食も一人旅同士という事で宿側の計らいで一緒の席で食べる事となった。

「今日は本当に楽しかった!そうそう、入江さん。これが私の連絡先です。すみませんが写真宜しくお願いします。」

 普段人にはフリーメールアドレスさえ滅多に教えない茜であったが今回ばかりは住所に自宅の電話番号まで教えていたのだ。

「了解、僕のメールアドレスも教えておくね。住所教えてもいいんだけど大橋さんはまだこの先長いみたいだし、帰ってからここのアドレスにメール送ってよ」

「あ、はあ・・・・・・」

 住所を教えてもらえなくてガックリきた茜だが、メールアドレスを教えて貰ったしとりあえず満足した。


 「そうそう、入江さんは明日も連泊されるんですか?私は明日もう1泊して鳴子温泉まで行く予定なんだけど・・・・。」

 「僕?明日はもう移動するけど。」

 「えー!もう移動するんですか!?すみませんが次はどちらへ?」

 旅とは出会いと別れの繰り返しである。しかしせっかく見つけた運命の『憧れの君』、このまま手放す訳には行かなかった。

 「岩手の遠野って所にある遠野ふるさとDGHで2~3日過ごす予定だけど。」

「わかりました、“遠野ふるさとDGH”ですね。」

 夕食後茜はすぐに岩手県遠野市にある『遠野ふるさとDGH』へ電話を入れ、運良く空きがあるので即座に予約を入れた。


 翌朝勝は仙台を後にし、その翌日1日遅れで茜も仙台を後にし、勝を追って岩手県遠野市に向かって愛車カワサキ250TRを走らせた。


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