表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

薄茶色の話

下ネタです

幼稚園の頃、突然女の子ふたりに呼び出された。『乳首を見せないと絶交する』って。


訳わかんない。

別に「絶交」されても困らない。でも幼稚園児は「皆仲良く」が絶対だから。「絶交」イコール人間失格。


だから、渋々左の乳首を見せた。初めて、自分の乳首をちゃんと見た。


「薄茶色」だった。


超ショックだった。

当時「おつぱいがいっぱい」が放映されてて、そのMVが、鈴なりのおっぱいのイラストが躍動する映像で。その乳首が全部赤とかピンクだから、それが普通だと思ってた。だから「薄茶」が、この世の終わり位ショックで、猛烈に恥ずかしかった。

母の乳首、黒レーズン色だったのに。


二人は、オンナ特有の厭な視線を交わし合って、満足げに去っていった。


私は一人で、「薄茶」をかみしめた。


お前らは見せんのかい。

ずる。


おしまい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ