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月に住みたい

作者: 秋葉竹



  


ひとを傷つけてしまったとき

まるで暗闇の中で

寂しく笑っている

笑い顔をみたとき


わたしが傷つくほうが

まだましだったと

心から想う



ひとを助けてあげられないとき

そんなわたしを非難もせず笑っている

まるで天使みたいな

微笑みをみたとき


それでじぶんが汚れたとしても

なにかをしてあげたいと

心から想う



わたしは

偽善者なんだろうか


わたしは

卑怯者なんだろうか


わたしは

弱くて駄目なんだろうか


わたしは

無知蒙昧なやからなんだろうか


わたしは

祈ってはいけないのだろうか


わたしは


できればわたしは

月に住んでる

ひとになりたい







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― 新着の感想 ―
[良い点] 月に住みたい 月に住む人になりたい この表現が、言葉にならない 思い、そっと寄り添ってくれる心を感じて 感動しました。 静かにみつめてくれている そんなやさしい瞳がみえます。 [一言…
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