透明彼女
「透明彼女とかなんかのタイトルにありそう 中身は多分駄作」らしいので書きました。多分じゃないです、これ相当の駄作です。
ラストとかどうやったらいい感じに駄作になるか頑張ってみたつもりです。(頑張らなくても駄作になっただろお前とか言ったそこのお前、覚えとけよ)
……課題やんなきゃなのになんでこんな小説書いてんだろ(虚無)
気が向いたらバージョンアップして書くかもしれない(多分書かない)
配偶者と同じベッドで睡眠を取ると睡眠の質が低下すると言われている。男性はオスの本能が働き、女性を守らなければならないと感じるため、同じベッドでは熟睡できないらしい。
時にワタクシ片羽 一は最近睡眠に苦しんでいる。寝ても覚めても眠気は覚めず、夜10〜12時に就寝するもそもそもしばらく寝付けないなんてのはザラで、そしておまけに目が覚めても時計は3時だったり4時だったりということが日常になりつつある。正直言って半ば詰みとすら感じている。
一般に、寝る前にスマホだのPCを触ってるとブルーライトやらなんやらで寝付きが悪くなるとは言われているし、実際その影響もあるにはあるのだろう。だがしかし、だからと言ってみんながみんなこんな無茶苦茶な生活リズムになっているかと聞かれたら答えはNOである。現に弟も寝る直前までスマホを弄っているが全くそんなそぶりは見せないし、日中眠くもないらしい。
ここで一つの仮説が提唱される。「これってもしかして見えないパートナー、言うなれば『透明彼女』が俺のベッドにいるんじゃないか?」という説だ。
仮説を立てたら実際に検証してみる。これは鉄則である。思い立ったらすぐ行動の精神で早速ベッドを探す事にしてみた。
まずは布団を捲って視認しようとしてみたが『透明彼女』は透明なので当然見当たらない。
次は触覚で確認すべく布団をくまなく触って、そのあと布団にゴロッと転がってみたが、特にこれといって違和感もない。ついでに眠かったので30分程仮眠をとった。
起きて顔を洗って捜索を再開した。でもやっぱ眠っ。ベッドの上にいないなら、今度はベッドの下を探す事にした。もしかしたら普段はベッドの下にいて、俺が夜寝る時だけ添い寝してくれてるのかも知れない。
ベッドの下を探そうとするも、そもそも今の季節には着てない服なんかを入れた箱とか色々物を置いてるのでそれをどけるところから始めた。
物をどけきって、懐中電灯でベッド下を照らすも当然何もない、強いて言うなら埃っぽかったのでとりあえず掃除機をかけといた。
掃除機をかけ終えて、今度は手を伸ばすも端っこの方まで手が届かなかったので、もう一度掃除機を使って何か物がある感触とかあるかな?と掃除機のヘッドを動かしてみるも特に感触はない。いや逆に「痛てっ」とか「ぎゃあっ!」とか聞こえても怖いし安心したのだが……てかなに透明な彼女ってんなのそんなのただの幽霊じゃん本当に家にいるの?えっ怖い怖い嫌なんだけどマジ無理幽霊だけは本当無理なんだって怪談とかは好きだけどあれはフィクションだからいいのであって俺が実際に体験とかマジ笑えないから冗談キツいって、なんて考えてたけど良くも悪くも当然幽霊もいない。
こうしてベッド中を探しても何も見つからなかった。やはり『透明彼女』はいないのだろうか?しかしそうなると俺の睡眠障害はどう説明するというのか。やはりこの家のどこかに『透明彼女』はいる。今日こそ必ず正体を暴くしかない。
そんなこんなでリビングにキッチンにトイレに風呂場にベランダにありとあらゆるところを探した。が、どこにもいる気配がない。
今度は探す手法を変えてみる。見てダメ、触ってダメなら聞いてみよう。
「どこにいるんですかー」
虚空に話しかけてる人とかぶっちゃけ側から見たら狂人だね。そして特に返答もなし。でもめげずにもっと声をかけてみる。
「どーこーにーいーるーんーでーすーかー!」
やはり返答なし。
「いるんですよねー?」
返答なし。
「出てきてくださーい!」
虚無。
「マジで出てきてくれませんかー?」
無。
「マジで出てきてもらえないかなー?」
「いい加減出てこいっつってんだよ!俺だって課題とか色々やるべき事あるんだよこんかつまんねえこと気にしてる暇ないんだよ俺だって忙しいんだよ!」
まっっっっっっじで反応がない。そして気づけば空は暗くなっていた。
「あーあ、なんて無駄な1日を過ごしたんだろ」
完(多分続きは書かない)
眠れないのは実話なんだよね……本当に透明な彼女とかいたらよかったのに(棒)
主人公の片羽一に関しては、非リアっぽい名前にするにはどうすれば?と考えた結果「片」という字が相応しいのでは、と思い、その上で片羽って片っぽしかない感が出てていいなと思って採用した次第(全国の「片」が苗字についてる人本当ごめんなさい)。
「一」は一人だから一にしました(本当ごめん(ry
……マジで本当眠いっす、誰か助けて