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Animal Fairy  作者: DAISY
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帰り道

大学からの帰り道、あむと蓮のスマホにLIMEが届く。

"白石ゆうなです!さっき撮った写メ送るね!"

「うまく撮れてるね」

あむの言葉に蓮が頷く。

「今日はびっくりする事だらけだったなぁ。頭パンクしそう」

あむはそう言って笑っていた。

2人は電車に乗り最寄りである紅紫こうし駅に向かう。

車内に朝のような混雑はなく座って帰れた。

紅紫駅に着き改札を出ると駅前の喫茶店であむの足が止まる。

「蓮、新メニュー出てる!」

「あー、丁度お昼だし寄る?」

「うん!」

2人は喫茶店に入った。

季節限定のパスタとフロートを頼んで空いている席につく。

「蓮はどんな動物になれるの?」

「知りたい?」

「うん」

「じゃあ教えない」

「え、なんで?」

「このパスタうまい」

「ちょっと!」

蓮は黙々とパスタを食べる。

「一口ちょうだい!」

言葉よりも早く蓮のパスタを一口食べる。

「普通食べる前に聞くんだよ」

「あ、美味しい!」

「俺ももらう」

蓮も言葉より先にあむのパスタを一口食べる。

「あー!」

「これもうまい」

その後あむと蓮はパスタを軽く平らげフロートも飲み終えると会計を互いに済ませ店を出た。

それから2人は寄り道せず、真っ直ぐ家に帰った。

「じゃあまた明日。学校で」

「うん」

蓮の家はあむの家より少し先にある。

あむは少しの間蓮の後ろ姿を眺め、家に入った。

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