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Animal Fairy  作者: DAISY
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黒川先生の話

「お、仲良くなってんなー。チャイム鳴ったし席につけー。スマホも仕舞えよー」

黒川の声で生徒達は席に着きスマホを片す。


「さてと、先ずはこの大学の学科について話そうか」



壇上に上がりチョークを手にした黒川はAF大の学科について話し始めた。

「AF大の学科はアニマル科・フェアリー科・アニマルフェアリー科の3つ。この3つの学科はパラレルワールドの様々な分野に応用が利く。まぁ、今はまだ分からなくていい。いずれ分かる時が来るからな。さて、各学科について説明するぞ。まずはじめにアニマル科からだ。アニマル科は動物の力に長けていて、尚且つ変化する能力を持つ者、そしてフェアリー能力を持たない者が主に集まる学科だ。アニマル科は戦闘に向く学科の1つで身につける能力によっては見える世界が大きく変わる。次にフェアリー科だ。フェアリー科はアニマル能力を持たずフェアリー能力に長けた者が集まる学科だ。フェアリー能力は動物の能力と違って想像力から力が放出される。だがこれだけは忘れるな。どの学科の能力も危険な力に代わりはないってことを。最後にアニマルフェアリー科だ。アニマルフェアリー科はアニマル科とフェアリー科の能力を兼ね備えた者達が集まる学科だ。この学科は動物の能力とフェアリーの能力のバランスが重要になる。まぁ、学科についてはこんな感じだ」

黒川はチョークで白くなった手をはたいた。

「あー、あとパラレルワールドについても話さないとな。パラレルワールドを知ってる奴はいるか?」

「この世界とは別世界の事だろ?」

「お?矢野か。そうだなーまぁ間違いではないな」

「パラレルワールドはこの世界の時空と異なる世界のことをいう。6月末の実技試験でどんな場所なのか知れるだろう。パラレルワールドについては以上だ。最後に、その先の世界について話そう。パラレルワールドの先には更に別の世界が存在している。きっと1度は聞いた事があるはずだ。"ルアール"。かつては能力者が集い協力し合い栄えていた世界だ。けれどある時を境にルアールは血の海と化した。今は立ち入りが出来なくなっているが、いずれ立ち入る事が出来るようになる。いつか、行ってみるといい。今はダメだけどな。よし、話はここまでだ。あと5分でチャイムが鳴るな。今日はこれで解散になる。明日は9時から科目決めがあるから遅刻すんなよ」

「先生ー!みんなで写真撮ろー!」

突然白石がスマホを手に立ち上がった。

「ほら!みんな集まって!先生もこっちこっち」

黒板を背にして生徒が集まり真ん中に黒川を挟み白石が自撮りの撮り方でシャッターを切った。


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