表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Animal Fairy  作者: DAISY
17/36

装備と器具

2限目が始まる少し前に第3ホールへと向かったDチームの生徒達。

ホールで待っていたのは見知らぬ人が2名。

1人は見るからに子供の男の子であり、もう1人は大人っぽい。

「やぁ!Dチームのみんな!僕、待ちくたびれちゃったよ!」

「お前が早く来すぎたんだろうが…」

どうやら生徒を待っていたようだ。

「うんうん。ふむふむ。ほうほう!さあ!はじめよう!」

男の子がそう言った瞬間、勢いよく蹴り飛ばされた。

「何が"はじめよう!"だ?まずは説明だろ?お前、いい加減にしろよ?」

声低く、冷血溢れるその大人のかもし出す空気に生徒は怯える。

「そこまでにしとけ、レヴィ。生徒が怯えてるから」

生徒の後ろから担任の小野寺が現れた。

「ほらギル」

小野寺が吹き飛ばされた男の子の方に向かい声をかけると、その男の子が走って戻ってきた。

「えーっと、僕ギル・ロワイヤル。あっちの大きい人はレヴィ・ロワイヤル。僕達は君達の装備や器具を作る職人だよ!君達が思い描く装備や器具について教えてくれるかな?」

ニッコリと無邪気に笑う彼のひたいからは血が流れ、その姿を見て生徒達は更に怯えるのだった。

生徒ひとりひとりから聞きはじめて…数分後。

「みんなの思い描くスタイルはわかったよ!じゃあ僕達はこれで…」

再びレヴィに蹴り飛ばされる。

「これで?違うだろ?」

「わ…わかったわかった。えっと、これから僕達作り始めて明日みんなに届けに行くね!」

そうギルが言うとレヴィと第3ホールから出て行った。

2人の姿が見えなくなると生徒皆ホッとした。

「さて、装備や器具については済んだからこれからはじめての戦闘訓練をはじめようか」

小野寺の言葉に生徒のほとんどがテンションを上げる。

だがあむだけはパニックを起こしていた。

(戦闘…訓練…?)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ