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Animal Fairy  作者: DAISY
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チームメイト

「ただいまー」

「おかえり、あむ。お昼ご飯用意してあるけど食べる?」

「食べる!お腹すいたー」

あむはそう言うと走って2階へ行き、部屋着へと着替えリビングに戻ってきた。

「はい、オムライス」

「やったぁ!」

あむは美味しそうにオムライスを食べ始め、あっという間に完食する。

「あ、そうだ。今日ね、チーム分けって言うのがあってね…」

「あぁ、その事ならあむが帰って来る前に真凛ちゃんから聞いたわ」

「あー…全部知ってるんだ。あ、時間割。あのね、あむが大学行く日が火曜日と水曜日と土曜日なんだ」

「明日からね」

「うん、そうなの」

「お弁当はママに作らせてね」

「ママ、ありがとう」

「いいのよ、ママは好きでやってるんだもの」

あむは食器を台所へと運ぶと2階へ行き、明日の支度を始めた。

支度を終えるとリビングに戻り、くつろいでいた。

日が沈み夜になると父親が帰宅して家族3人で夕食を食べる。

食事をしながら大学の話をしたり父親の仕事の話を聞いたりして楽しく過ごした。


ピピピッ。

AM8時10分。

「ふぁぁ〜」

今日から本格的な授業がはじまる。

身だしなみを整え、昨日準備したリュックを持ち1階へと降りる。

「おはよう、あむ。今日から頑張るんだぞ、それじゃ行ってきます」

父親が玄関からあむに声をかけた。

「おはよ!行ってらっしゃいっ」

慌ててあむは声を出し手を振る。

その姿を見て父親は笑顔で家を出た。

それからゆっくり朝食を済ませるとリュックを背負って玄関に向かう。

「行ってきまーす」

「気をつけて行ってらっしゃい。楽しんでね」

母親に笑顔で見送られ、あむは家を出た。

駅に向かうと改札には蓮がいて一緒に電車に乗る。

真珠駅から大学まで歩き、正門を抜けるとあむは声をかけられた。

「柚木!こっちこっち」

声のする方へ顔を向けるとそこには南 蒼汰と神崎 春がいた。

「あ、神崎くんと南くん」

「おっす!」

元気よく声をかけてきたのは南。

「あむ、俺あっちだから。いく」

「あ、うん。またね」

蓮はBチームが集まる方へと向かった。

今日はBチーム、Cチーム、Dチームが大学に揃い、各チームの担任は生徒達の出席確認をし始めた。

(結構1クラスの人数が多いんだなぁ…)

1クラス48人。火曜日の今日は3クラスが集まっているため、144人が大学に集まっていたのだ。

「Dチームの諸君、おはよう。今日から君達の担当教師になった小野寺 隼だ。よろしく。これよりDチームは第3ホールへと向かう」

先生の指示によりDチームの生徒は第3ホールへ向かうとそこには、氷晶族の数人が私達を待っていた。

「Dチームの皆さん、はじめまして。これより君達が6月に受ける試験に向けてのアシストを我々、氷晶族が受け持ちます。まずはじめに、チーム分けをしましょう。試験はチームずつに行いますから。前日に受けた能力テストから我々が決めさせてもらいました。呼ばれた人はその場に立ち、チームのメンバーを確認してくださいね」

生徒がざわつきはじめた。

「チーム分け多すぎじゃね?」

「またチーム分けかよ」

「てかあれ、氷晶族の幹部連中じゃね?」

なんて言葉が飛び交う中でチームが発表されていった。


Aチーム

南 蒼汰、柚木あむ、紫城てぃあ

大高 茉優、神楽 海斗、新海 しょう


Bチーム

松岡 美優、小池 来人らいと、折原 音波

千花 はると、長澤 るあ、羽生 流星


Cチーム

小野 はると、真尋 結衣、泉 みちる

五十嵐 結人、相沢 みくり、青柳 壮真


Dチーム

椎名 苺、神崎 春、浜辺 水希

高梨 空、有村 りょう、寺西 ほたる


Eチーム

中津 ひょう、黒羽 晴人、苺 翔真しょうま

佐々木 波音、沖田 ゆずる、三葉 晴海


Fチーム

橘 めあ、名波 ゆずは、楠 結衣

穂積 伯翔はくと、根津 翔緒しょお 、油井 暁人あきと


Gチーム

嘉瀬 圭、桜花さくらば 剛、森本 李人りひと

赤川 柚季ゆずき、三浦 芽衣、河村 はく


Hチーム

櫻井 音緒ねお、雪野 永遠、鈴菜 音胡ねこ

塔野 どれみ、練磨れんま 類、相澤 将人まさと


呼ばれた生徒がそれぞれに集まる。

すると、こう告げられた。

「これより、自身のチーム以外とは馴れ合わないように。周りのチームは皆、敵だと思え!」


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