うわさのあの子。
「ふえっくちゅん!」
「アーリヤ、風邪か?」
派手にくしゃみをしたアーリヤにムツゴ○ウ化していたネイバンが我に返り問いかける。
アーリヤは首をかしげた。
「ううん、元気です。
誰か噂でもしてるのかもしれませんね~へーぷちょん!」
「続け様に噂か、人気者だなアーリヤ。」
「ふぃくちゅんっ、くちゅんっ!!」
「はははははっ」
「くちゅん!ひくちゅん!うぇっくちゅん!!」
「はは…だ、大丈夫か?」
はじめは笑っていたネイバンだがあまりの連続くしゃみに心配気に問いかける。
コクコク頷くアーリヤだがその間もちょっとおかしなくしゃみに止まらない。
「きゃんきゃん!」
心配そうにホクトも鳴いてアーリヤにすり寄った。
しかしながらくしやみは続く。
「くちゅん、くちゅんぷぇくちゅん、ひぇくちゅん!!!
………あー、おさまった。
なんだろうびっくりした。」
「俺の方が驚いたわ。
なんかの病気か呪いかと思ったぜ。」
「ふふっ、呪いなんてかからなくなってるから…それはないかなぁ」
「ふーん?
あ、そういやこの前さぁ…」
「失礼する、店主殿は居るだろうか?」
店のドアを鳴らして男が入ってくる。
「いらっしゃい、何用でしょうか?」
とたんにネイバンは接客モードに切り替わる。
アーリヤは振り返って固まった。
なんとそこには…
以前アーリヤにハニートラップモドキをかけたチャラ男神官見習いが立っていたのだった。




