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01 前世を思い出したようですが

以前書いていたものをリメイクしたものです。大まかな流れは同じですが、登場人物の名前、性格が変わっています。

16.05.14 書き直しました。大きな設定を追加してますが7話までは殆ど変わっていません。




 私の名前は、中里真里亜。パートで稼いだお金で生計を立てていた容姿も知識も普通のどこにでもいる三十代の女性。でも、一つだけ皆と違っていたのは、私は周りに不幸をもたらすと言うこと。

 まずは両親、山登りをしていて私を含め三人とも崖下に転がり落ちた。その事故で両親は他界、私は擦り傷程度。

 次が祖父。放火が相次ぎ、私を助けようとした祖父が煙に巻かれて・・・私はその後消防隊に助けられ無傷で助かった。

 他にも雷が近くに落ちて被害が大きかったのに私だけが軽傷だったり、釣りに出かけたら船が横転したり、看板が落ちてきても直撃は免れて飛び散った破片で周りが怪我をしたり・・・等々ありとあらゆる事故に遭ったにもかかわらず、命に別状がなかった私。

 周りからは『血塗られたマリア』と呼ばれたほど、私の近くで死傷者がでるという不幸体質?とでも言うのでしょうか?

 そのお陰で友達が出来ず仕事も転々としていて、とても寂しい一生だった・・・・・・


 って、こんなもの思い出したところで何の役に立つのっ!?


 どうやら私は転生をしたようです。それも地球じゃない他の世界・・・異世界に。


「う~~~っ、頭が痛いっ~、重だるい…」


 作業していた畑で気絶していたみたいで、どれ程の時間がたったのか分からないけど、太陽の位置を考えると1,2時間ってところかな?

頭の芯からガンガンと響くのを庇いながら服に付いた土を払いのけ、近くの草むらに座り込んだ。

 突如、放り込まれた…いえ、違うわね。本来なら蘇ることがない記憶が蘇った所為で脳を酷使し許容オーバーになったから、脳が悲鳴を上げているのだわ。

 急に動くと響くので、頭の痛みが引くのを待ちながら蘇った莫大な記憶と今の記憶を整理することにした。


 まずはこの世界のこと。


 この世界の名前はフロティア。私の住む国はフロイド王国であり、ここは王都からかなり離れた辺境の地、開拓を進めているガラム村。


 草原や森では動物とは違う生き物である魔物と呼ばれる生き物も存在している。滅多に人里には下りてこない魔物だが、動物並の知能があり、人間よりも身体能力が優れているので魔物は脅威となる。何せこちら側は捕食される側なのだから、それなりの対処はしておかなければいけない。一つの対処方法として、人が住む村や町の周りには魔物が嫌う木が植えられている。ただ何となく嫌いだから迂回しようという気になるぐらいの弱い対処法だとしても、何もしないよりはまし。そのお陰か、木が発見されてから襲われる被害がぐんと減ったらしい。名前はなくただ魔物除けの木と呼ばれている。


 他に特徴なのは魔法だろう。火、風、土、水、光、闇、無の属性があり、魔法を使えれば魔物の対処は楽になるが、殆どの民は使えない。というか魔力を持っていても日常が忙しく覚える暇が無い。まず教えて貰う術がないのが現状だ。


 よし、この世界のことはちゃんと覚えている。後は自分のことと周りのことだわ。


 ええと、私の名前はルーシアで10歳。孤児で親はいない。代わりに育ててくれているのは、教会兼孤児院の責任者であるランス神父で、この教会には他に孤児の子供たちが数人いて、16歳になると一人立ちをしなければいけない。

 私は生まれて間もない赤ん坊の頃に教会の前に捨てられていたらしい。他の子供たちも似たようなもので、貧しいこの地方では孤児というのは珍しくない。その内の一人が私というだけのこと。

 そしてお世話になっているのだから、ただ食って寝るだけというのは無駄飯扱いされるので、一人一人役割があり、私は教会の裏に作られた畑に水を与える仕事を任されているのだ。これが10歳の子供にとっては、桶に入っている水を運ぶのは本当にとんでもなく重たいもので、結構な重労働なの。

先ずは水の確保の為に近くの井戸から水を汲み、畑で水をまく。畑に生えた雑草を抜くなど地味な仕事でありながら体力が必要なので、他の孤児院の子供がやりたがらない。


 後はそうねぇ、私の容姿の確認でもしますか。顔は…鏡が無いから分からないけど、水に映った自分を見ていると…その、ま、なんというか普通かな?特徴なのは黒髪黒目で、この国では殆ど生まれることのない容姿で生を受け、哀しいことにただそれだけで不吉だと忌み嫌われている。同じ孤児という境遇の中でさえ避けられ冷遇されている。その一つがこの畑仕事。押し付けられたわけだが、うん、私としては畑仕事は苦にならない。運んでくる水は重くて大変だけど、日々成長する野菜を見るのは楽しみとなっている。


 そこで、早く大きくなあれ。と、小さな子供の手で、芽が出始めた野菜の苗に手をかざした途端に手から白い光が仄かに灯ったのを吃驚眼で見つめていて、その直後に大量の情報が…というより記憶が蘇ったのだ。


「…前世の記憶がよみがえった引き金は、始めて魔法を使ったからというのが妥当かな」


 しかし、蘇ったところで空しいだけ。前世同様今世でもぼっちじゃん。二倍空しく感じられるわぁ。

 こうなったら趣味で読んでいた携帯小説のように、転生無双するしかない!それか知識チート!


「って、どっちも無理だ~~~!!知識なんて、得意な専門分野もないし、無双して目立ちたくない!つうか、無双できるかどうか…今の私はガリガリにやせ細ったただの子供だし…そんなことよりも――」


 私は出来れば平穏無事に過ごしたい。嫌われ者だったのだから切に希望するわ!

…嫌われ者だったじゃなかったという過去形じゃなく、現在進行形でした…はい、今も嫌われ者です…

 この村では私を拾ってくれたランス神父が村人達を説得して何とか生きていけるけれど、他の村だと黒髪黒目はほぼ奴隷扱いで儀式の生け贄にされるか、追放される。酷ければ即、殺されてしまうと言う。


「それにしても、何故前世を思い出したのだろう?地球では珍しくもない普通一般の人生を思い出したところで、何の得もないわ」


 人より少々本が好きでよく読み、本だけでは留まらず携帯小説に手を出していた活字中毒といったぐらい。こんなもの思いだしてもなんになるというの?

 神様は一体なのを考えているのやら。


「ん…?神様…?あぁ~~っ!!と、思い出した有益なのが一つあるわ」


 思い出したのは前世の記憶だけでなく、死後の記憶もあった。そこで私は地球の管理者と名乗る、いわゆる神様と遭遇したのだった。

 どうやら私は地球ではありえない魔力を持っていて、あの世界にはない魔素(魔力の元)を取り入れる代わりに、地球のエネルギーを取り込んでいたようで、地球から異物と認識されたみたい。その結果、地球が怒って・・・って、地球に意思があったのね・・・ありとあらゆる事故や災害を起こし、私を葬ったらしいと、神様に教えられた。他にも色々言われたけれど、覚えていないのか覚える気がなかったのか、忘れてしまっている。

 覚えているのは、肉体ではなく魂に魔力が云々…こちらの管理ミスが云々…と、まぁ色々と説明をされたが、死んでしまった後に言われてもどうすることも出来ないので、流して聞いていたから…。聞いておけばよかったのかな?後、覚えているのはその後、転生先が剣と魔法の世界で、小説にありがちな世界に飛ばされると言うことと、侘びとして【サーチ】という魔法を与えてくれたことぐらいだ。

 なんでもこの【サーチ】は私が生まれる剣と魔法の世界でも存在しない私だけの魔法らしい。所謂ユニークということ。


 つまり、よく読んでいた携帯小説みたいな世界に転生したようだ。物語として楽しんで読んでいたけれど、あるんだねぇ、こんなこと。そして許容範囲を超える驚愕を体験すると、感情が追いつかなくて、脳が停止、逆に落ち着いているという現象も体験できたし。

 パニックになる前にもっと整理をしておこう。


 今の私の体は10歳だけど、記憶が蘇ったお陰で、性格は前世に引きずられているみたい。ルーシアの記憶もあるから一概に言えないけど、この能天気さと危機管理の無さは日本人特有ね。

この世界は魔物の脅威だけをとっても、死と隣り合わせ。意識を切り替えて、気をつけないと。


「さて、蘇った記憶を整理したところで、今の私に出来ることは…何もないわね」


 本当に何もないわ。前世を思い出して有益と感じられるのは今のところ【サーチ】の魔法ぐらい。


 地球では当たり前にあった科学がこちらにはなく、前の世界になかった魔法が発展しているのだから、比べることも出来ない。移動するにしても水を汲むにしても便利だったころの記憶が蘇ったことで、今の生活に対して不自由感が大きくなっただけだ。本当にただの10歳に子供。何も出来るはずもない。出来るのだったら前世でも嫌われているのをどうにかできたはずである。


「思い出したくなかったかも…まぁ、前世の記憶に蓋をすることにして、折角だから授けてくれた【サーチ】とやらを使ってみようかな」


 魔法名から多分、検索系の魔法なのだろうと予測する。


 目の前の畑には双葉ぐらいに成長した野菜の苗の中で、一つだけ異常に成長した野菜(私が成長させたのだろう)…ジャガイモに似た野菜、コモというのだが、その苗に向かって【サーチ】を唱えた。



 脳裏に流れるように入り込んできた情報は、


 【コモ…土物類。食用】


「……やけに簡単な説明だなぁ」


 それでも神様に与えられた魔法が稼動したこと変な安堵感があった。

 もしかすると、私に空想癖があり現実と空想とが曖昧になっているんじゃないかと、懸念を抱いていたからだ。

 だって、前世だよ?本来なら思い出すことがないものなのだし、そんな経験したことなし(何度もあったら大変だわぁ)怪訝に思っても不思議じゃない。何はともあれ、【サーチ】のお陰で私は正常だと証明されたわけね。


「危険もないことだし、自分のステータスでも確認しようっと」


ルーシア…10歳

レベル 3

HP95

MP1040

魔法…光魔法 闇魔法 無魔法


 やったー!出た!!……じゃ、ない!なにこれ!?


「…………いやいやいや、ちょっと待って、この世界の基準が分からないけど、どう考えてもおかしい!何!?この魔力(MP)の数値は!?体力(HP)を遥かに上回っているんですけど??」


 明らかに魔力がおかしい数値になっている。体力の11倍って、どう考えても普通じゃない!…それともこの世界ではこれが普通なのかしら?

 神様が仰ってた魂に魔力が云々とかで、それが関係しているのかな?


 成長したコモを眺めがならうんうんと唸っていると、教会の裏戸から私を呼ぶ可愛らしい声が聞こえた。振り向くとエミーリオがこっちに駆け寄ってくるのが見える。


 エミーリオは私と同じくこの教会の引き取られた孤児の一人で、私より一つ下の9歳。柔らかさを持った見事な金髪は肩までの長さで切りそろえられ、瞳の色は淀みのないアイスブルーで将来は有望な美青年になること確実といった整った容姿をしている。今はまだあどけなさから女の子に見間違えられているけどね。

 そのエミーリオはこの孤児院の中で唯一、私のことを慕ってくれている。

 そうだった、ぼっちじゃなかったんだわ。ありゃ、ちょっと、記憶の混乱を引き起こしているかも?


「ルー姉ちゃん、夕ごはんだよ~」


 可愛らしく駆け寄って来るのを、服に付いた土を払いのけながら待ち受ける。


「もうそんな時間なのね、有難う。この水を与えたら行くね」

「じゃあエミーリオも手伝う!」

「助かるわ」


 この世界では金属は貴重らしく、私たちのような貧しい民には桶も柄杓も全部木製なのだ。もちろん如雨露(ジョウロ)などない。

 私の横においてあった木桶の中に入っている水を木の碗に汲み取って、順に水をやってくれる純粋無垢なエミーリオに悪いと思いつつも、こっそりと【サーチ】を使ってみた。


 何せこの世界の一般が分からないことには、私のステータスがどのようなものか判断できないもの。


エミーリオ…9歳

レベル 1

HP 92

MP 15



「………」

「ルー姉ちゃん、早く終わらせないとごはん食べられないよ~」

「はっ!ご、ごめんね!」


 いくらエミーリオが一つ年下で、その上レベルがまだ1だということを考えても、私のステータスはやはり異常のようで、エミーリオに言われるまで呆然としてしまっていた。

 ひとまず、私のステータスのことは頭の隅っこに追いやっておこう。水遣りを終わらせ、食堂に行かないと、食いっぱぐれてしまう。

 朝食は皆がそろわないと食べることが出来ないのだけど、夕食は孤児であっても役割分担をしている為、時間がまちまちになり割と自由。遅くなると流石は育ち盛りと言うのだろうか、残り僅かとなってしまう。つまり、皆が嫌いなものしか残っていないということになる。


「エミーリオが手伝ってくれているんだから、早く終わらせてしまいましょう」

「うん!」


 二人で作業をして遅れを取り戻したというのに、厨房と一緒になった食堂に向かうと、夕食は残り僅かとなっていた。


 この村は開拓途中で兎に角小さく、建物は80件もなく人口は250人ぐらいかな。そんな村に建つ教会もあるだけましといった建物なのだ、食堂と厨房が別なわけがない。そして、給仕してくれる人もいない。自分が食べる分だけよそってくるというセルフ形。つまり、何が言いたいかと言うと、嫌いなものは残るということ。うん。

 ちなみにこれも教会内の私に対しての嫌がらせの一端だ。コモの実を使ったサラダは人気でまずそれがなくなる。もちろん貴重な主食であるパンも。魚なども子供にとって好き嫌いが激しいが、これも先ず私の口に当たることはない。今日の昼食で残っているものは、ゆでた野菜と味付けのない野菜スープが僅か。

 葉野菜ばっかり…成長期にこれだけというのは、体に良くないわ。


「…ごめんね、エミーリオ」

「ルー姉ちゃんの育てたお野菜で作ったスープ、大好きだから大丈夫!」


 私に対する嫌がらせは、いつも一緒にいるエミーリオにまで及んでしまう。迷惑を被っているのに、エミーリオは可愛いことを言ってくれる。


「エミーリオは優しいね」


 と身長差がそれ程ない彼の頭を優しく撫でると、喜んで頭を預けてくれた。


「今は無理でもいつかはエミーリオに美味しいものを食べさせてあげるからね」

「うん、エミーリオも一緒にお手伝いする!」


 さらに嬉しそうにするエミーリオに本当にいつか美味しいものを食べさせてあげたい。

 ただ生きていただけの今日までの私に、この世界に来て初めて目標が出来たみたいだわ。一番初めの目標なんだから、ちょっと高めにかかげてみましょうか。

 そうだなぁ…プリンなんてどうだろうかな?プリンだったら簡単だし、男女関係なく割と好かれていた。それに材料である牛乳も卵も身近にあることだし、あ…砂糖は高級品だった。

 地球だったらプリンが高めの目標になるの?って感じだけど、この世界は余り発達してなくて、中世辺りがいいところ。貧乏人と貴族の差が極端に激しいのだ。この世界でお菓子を食べることが出来るのは裕福な人たちのみ。


「ねぇ、美味しいものって何?」

「う~ん、ちょっと材料が高くて今の私には手が届かないから、もうちょっと待ってくれる?」

「分かった。楽しみだね~」


 エミーリオは9歳なのだが、とっても聞き分けのいい子。地球にいた頃の私だったら、我侭したい放題だった年頃だ。この世界は生活水準が低いので、我慢と言うのを覚えなければいけないのだろうが、それにしても他の村の子供たちと比べても、エミーリオは特に聞き分けのいい賢い子だ。

 やっぱり私の近くにいるという環境がそうさせているのかもしれない。謝罪を込めて絶対にプリンをプレゼントしようと心に決めた。


 二人で残り僅かとなった昼食をよそって席に座ると、


「ルー姉ちゃん、さっきから喋り方が違うね。どうしたの?」


 あ、うっかりしていた。エミーリオに指摘されるまで失念していたが、記憶を取り戻す前の私は自分のことを名前で呼んでいたし、喋り方も子供らしかったのに、記憶を思い出した途端に前世の喋り方になってしまっていた。

 まぁ、前世では35歳まで生きていたから、年数的に前世の性格に引き込まれてしまっても仕方ないことだと思う。だけど急に変わったら吃驚するよね。


「うん、まぁ、気分転換的な?あんまり気にしないで、大人になる第一歩といったところかな?」

「ふ~ん、じゃ、エミーリオも『僕』って使う~!大人になれる?」


 子供の発想は可愛いもので、そんなことでは直ぐに大人になれないが、自立する階段を登ることを後押しするだろうと、肯定するかのように微笑む。


 その後はエミーリオの一人称が『僕』となり、私の性格が多少変わっても、そういう時期なのだろうと誰も疑問に思うことはなかったよう。

 やったぁ。なんだかラッキー?これで怪しまれることも無いわ。まぁ、もともと私に関心が無かったと言う哀しいことが前提であっても、だ。やだ、考えると余計哀しくなるわ。考えないでおこう。うん。


 兎に角、憧れの…?小説のような異世界に生まれ変わったことよりも、二度目の人生の方に喜びを感じた。

 ぴちぴちの10代に若返ったのだから、楽しまなきゃ損よね。


 第二の人生を、ごく普通に歩んでいこうと目標が出来たのだけど、『ルーシア』『エミーリオ』『ランス神父』ってどこかで聞いた名前のような気がするんですけど?

 う~ん、記憶の混乱で現世と前世が入り交じっているから、気のせいかもしれない・・・ま、その内、整理が出来ることでしょう。




誤字脱字、指摘がありましたら、頭の弱い私にも分かるようにお願いします。(謙虚じゃなくてマジです!)

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