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元主人公、今は脇役願望。  作者: 花澤文化
第5章『狼と蝙蝠』
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第31話 STUDY PARTY

「ひとつ気になることがあるんだがいいか?」

「ん?なんだよ?」


講習が終わり、その下校途中。偶然、委員長こと木野白泉きのしろいずみ友永ともながさんにあった。これから真苗未央まなえみおの家にいかなければいけないのだ。なので急がなきゃいけないのだが・・・・。


「私と友永さんはキャラがかぶってないか?」

「は?」


何を言ってるのだろう。この委員長は。正直言って今は急いでいるのでそんなたわいもない会話に付き合ってる暇はないのだが。


「かぶってないだろ。木野白は黒髪ストレート、友永さんはちょっと髪の毛にくせがあるし、メガネをかけてる。それに顔だって全然違うじゃないか」

「それじゃあ、読者に伝わらないだろ!!」

「どこの次元の話だよ!読者ってなんだよ!!」


この委員長はとうとう残念なことになってしまったらしい。というかそんなバカ話はいいから俺を早く帰らせてくれ。


「くっ・・・これじゃあ区別がつかなくなるかもしれん」

「いやいや、つくって」


やべぇな・・・約束の時間まであと1時間。着替えて、用意して・・・・あとついでに汗をかいたからシャワーも・・・・間に合うか?


「ちょっといいか?」


すると今まで黙っていた友永さんが挙手をした。なので「はい、友永さん」と先生風に木野白があてる。


「キャラがかぶっているならどちらかがキャラを変えればいいんじゃないか?」

「え?」


いやいやいや、何を言っているんだろうこのアニオタは。これは別にアニオタをバカにしたんじゃなくて友永さんをバカにしただけだ、俺だってたまにアニメ見るしな。


「いや、キャラを変えるなど不可能に近いぞ。友永さん。無理をしなくてもいい。別にただ暇つぶしのように私が言っただけだから」

「それが簡単に変わる方法があるんだよ」

「どうやって?」


聞く前なのに寒気が止まらない。嫌な予感がする・・・・。


「私が本気をだせばいいのだ」

「本気・・・・・・」

「をだす?・・・・」

「その通りだ。私が当初毒舌キャラだというのを覚えていないのか?」


あぁ、確かに。でも最近は毒をはかなくなったし、アニメの話をしてる時は基本嬉しそうなのでまったく忘れていたことだった。


「あれはまだ本気じゃない。私だってほぼ初対面の相手に毒をはくなどしないのだよ」

「いや、結構はいてましたけど・・・・」

「そこで!」


あ、無視した。


「私は今日これから毒舌を本気でする。みんなにも慣れてきたし、今なら大丈夫だ」

「確かに。それなら私とも区別がつきそうだ」

「じゃあ、これで解決ってことで」


どうやらひと段落ついたみたいなので俺は急いで帰ろうと走り出した時・・・・


「じゃあ、友永さん。井野宮君を罵倒してみてくれ」

「なんで!?」


どうして罵倒されるの!?帰ろうとしたから!?意味がわからない!


「お安い御用だ」


のっちゃったよ・・・・・ま、これで済むんなら別にいっか。


「俺は急いでるんださっさとしてくれ」


傍から見たら俺は急いで罵倒してくれと言ってるのに等しいんだな。恥ずかしいし、はやくここから去りたい。そのためにも罵倒してもらわねば。


「おい、急いでくれっていって・・・・・・・」

「うるさい、豚が」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








「はっ!」


気づいたらそこは真苗の家の前だった。あれ?・・・・・なんで俺・・・・・?というか今より前のことが思い出せない・・・・。


「あれ?服も着替えてある・・・・」


俺はまだ下校途中だったはずなんだけどな・・・・・・・・・・・・・。


「あぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


思い出した!友永さんからすっげぇ言葉浴びせられたんだ!それでその衝撃でなんか無意識に動いてここまできたんだな・・・・・。


「よく事故とかに会わなかったな・・・・」


自分でも驚きだった。しかもシャワーまで浴びてある。勉強道具もあるし。本能でやってのけたのか・・

・。俺、すげぇな・・・・。


「うぉ!やべ!約束の時間20分オーバーしてる!」


そのことに気付いた俺は慌ててインターホンをならす。


「はーい、って井野宮君!どうぞー上がってー」

「お、おう・・・・・・」


やべぇ、やべぇやべぇやべぇやべぇやべぇ!!!!!緊張してきた!落ちつけ、俺は勉強しに来たんだ。なにもやらしいことなんてない。


「おじゃましまーす」

「いらっしゃーい」


俺の言葉に真苗は答えてくれた。1,2回来たことはあるけど中学のころの話だしな。今は高校生。異性のことに悩める年頃。もう、何も考えないでおこう。


「ここ!ここが私の部屋なのー」

「ほう、そういえば部屋に入るのは初めてだな」

「そういえばねー、えへへ」


昔はリビングとかで遊んでいたので部屋に入った事はなかった。まぁ、勉強もしなかったし、部屋に行く必要性がないのだ。しかし今日の目的は勉強。


「どーぞっ!ご覧あれー」

「なんだその言い方・・・・・」


扉を開いた瞬間に女の子特有のいいにおいがする。俺も昔はなんで女子からあんないいにおいがするのか。シャンプーのにおいだけでは説明できないあのにおいは何か。ということについて考えたことがあるのは秘密だ。というか今でも疑問に思う。


「ほー、いいにおいだな」

「におい!?」

「おわっち!ちゃうちゃう、いい部屋だなーって言ったんだ」


思わず思考がだだもれになってしまった。というか焦りすぎて否定が関西弁になったし、これはごまかせないか・・・・・。


「褒めてくれるなんてうれしいなー」


誤魔化せた。でもおせじじゃないんだよな。学生らしい広さ。勉強机に真ん中にテーブル。本棚もあり、一応ゲームなんかもある。ベッドももちろん。女の子らしいぬいぐるみがあちこちにあり、色も赤やピンクを基調にした感じ。それにあそこにかけてあるストライプ柄のパンツも・・・・・・・・・・。


「ぶっ!!!!」

「えぇ!?どうしたの、井野宮君!ってきゃっ!」


俺は盛大に吹き出し、真苗は急いでその下着をかくす。


「えっと、見た?・・・よね?」


ここはどう答えればいいのだろう。俺はふと思った。ここで見なかっと言っても信じてもらえないだろうし、なんか失礼だよな。見なかったことにしたいパンツだったんだ・・・と思われるかもしれない。


「少し子供っぽいものだったけど、可愛らしくて俺は好きだな。うん、ありがとうございました」

「うえぇえええええええん!井野宮君のえっちー!!!!」

「ぎゃぁあああああああ!なんで!?どうして!?俺間違えた!?」


すごい勢いでぬいぐるみを投げられ俺はそれから身を守るのに精いっぱいだった。






「じゃあ、勉強始めようかー」

「えぇ、そうですね・・・・」


とりあえず落ち着いた。俺はボロボロだったが。意外とぬいぐるみにも堅いものがあり、結構なダメージだったのだ。


「そういえば、親は今日いないのか?」

「うん、二人とも仕事」

「じゃあ、あいつは?」

「海野?あぁ、海野は今部活かな?」

「そうか」


海野というのは真苗の弟である。こいつと違ってスポーツがすごいできる。なので野球部を今中学でやっている。ちなみに頭はすごいバカで人なつっこい犬みたいなやつだ。中学1年生で坊主。背は小さいな。


「よし!じゃあ、始めるか!」

「うん!」


俺らは勉強を始めることにした。


「なぁ、ここはどうやってやるんだ?」

「あぁ、そこはね。ここに2を代入して、このグラフでそれをあてはめて」

「ふむふむ」

「あとは頂点をもとめて・・・・」

「あぁ、なるほどな!」


こいつは頭がいいのだ。特に数学が。俺は数学が大の苦手であり、大嫌いだ。なので真苗に教えてもらうことが多かった。国語や英語は得意なんだけどさ・・・明らか典型的文系な俺である。


「よし!なんとか解けたよ」

「ほんと?どれどれ?」


そう言って真苗は俺のノートをのぞく。それは俺に接近するということで、体を密着しないとできないことで・・・・・、真苗のにおいもするわけで・・・・・・・・・・。


「えっと、真苗?」

「ん?ってあぁ!ご、ごめん・・・・・・・・」

「いや、謝らなくていいというかお礼をいいたいというか・・・・」


なんだこの空気!たすけてほしい!けどなんかこういい感じにドキドキする。


「わ、私お茶入れてくるね!」

「え?別に俺は大丈夫だけど・・・・」

「遠慮しないで!」


真苗は階段を下りて行ってしまう。


「あぁ、俺は何ドキドキしてんだろうなぁ・・・・・・・」







「うわー、すごい驚いたー」


私、真苗未央は一階にいた。お茶を入れにきたのでもあるし、あのドキドキ感に堪えられなかったのだ。


「うー、こんなことで動揺してちゃダメなんだけどなー・・・・」


とりあえずお茶入れちゃおう。お菓子も持っていこうかな?







「おまたせー」

「おう、ありがとな」


俺はそういってお茶をもらう。ふぅー、落ち着いたー。


「じゃあ、勉強しよう?」

「あぁ、そうだな」


俺らはまた勉強に手を付け始めた。



















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。あれ?おかしいな?俺は勉強していたはすなんだが?うーん、なんで・・・・・


「いよっしゃぁー!俺の勝ちだ!」

「あー、今のはずるいよー」

「近道を知ってこそ真のマリ〇カーターとなれるのだよ」


なんでマリ〇カートやってんだろう・・・・・。


「次は負けないからねー」

「近道をしらないお前が俺に勝てるかな?」

「じゃあ、そんな小細工できないコースにするもん」

「え!?ちょっ、それは近道知らないんだけど・・・・」

「近道なんてずるいもの使わずに勝つのが真のマリ〇カーターだよ」

「くそぉおおおおお!なんかまだ勝負してないのに負けた気がする!」


細かい事はきにしないどこうか。うん。

タイトルはスタディパーティー。勉強会というタイトルにしようと思ったんですがこれはパーティーだなと思い、これにしました。


昨日は更新しようと思った原稿が消えてしまいしばらく落ち込んでいたんですがなんとか復帰して今日更新しました。


でわ

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