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元主人公、今は脇役願望。  作者: 花澤文化
第4章『天使襲来』
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第21話 BEACH

唐突だが一つばかり言いたいことがある。確かに俺はモラルと関わることにより少しずつ変わってきているかもしれない。でもだからといって嫌いだった食べ物を好きになれるか?それと同じように俺は人がたくさんいるところなんて大っきらいだ。というわけで・・・・・・・・・・・・・



「海だーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」


「うるせぇ、志野野辺。少し静かにしろ」


俺、井野宮天十は海にいた。男子チームはすでに水着に着替えている。俺は黒、志野野辺は赤だ。チームといっても俺ら2人しかいないわけだが。あとは女子チームを待つだけ。


「これが騒がずにいられるか!海だぞ!泳ぎ放題だ!」


女子の水着目当てじゃないんだな。俺は別に泳ぐのが好きなわけじゃないし、理由をつければ女子の水着姿かな?いや、今のは幻聴だと思ってほしい。


「おまたせー」


真苗の声が聞こえた。いつものように間延びした声だが・・・・・・・・・・・・・・・・


「うおっ!」

「はっ!」


やばかった。胸とかにしか目線がいかない。全員ビキニだった。全員というかメンバーを紹介しよう。

モラル。これはあれだな。幼児体型なくせして・・・・・なんか悔しい。ピンク色の水着。つづいては委員長の木野白泉。これはいい体型してるから余計に・・・・・目に毒だぁ!こんなのみせちゃいけない!黒色。さらに真苗。あれ?こいつこんなに胸大きかったっけ?白に花とかがついてる水着だ。そしてあと一人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「私はこういうのにむいてないんだが・・・・」


パソコン部部長、友永さん!!いやーすごいなー。何がすごいって胸!緑の水着がまぶしい!・・・・・

とここまで水着について語ったが、これはどのような水着か伝えようとしたんだ。俺が変態なわけじゃないぞ。決してだ。


「じゃあ、最初は泳ぎましょー!!!!!」


志野野辺のテンションがうざい。人は意外と多い。というかもう夏だ。いやーじりじりと照りつける太陽が・・・・・・・・・・邪魔くさい。


「うっし!いいぞ!勝つのは私だがな!」

「木野白さんー!まってよー」

「お、お前ら!私は泳げないんだ!パソコンしかやってこなかったし!」

「ずるいー!私も泳ぎますわ!」


こうしてみると・・・・・なぜか涙が出てきそうになる。これが俺の求めてた日常なんだ!ちなみに最後のセリフはモラルな。あいつ猫かぶってるから。


「じゃ、俺も行こうかな」



俺はそう言いながら立ちあがる。さぁて、あいつらはどこにいるのかな?と探していると・・・・


「ハハハハハハハハハハハ!!委員長!まだまだだな!」

「ちっ!これからにきまっているだろう!この水泳勝負私の勝ちだ!」


水泳勝負する志野野辺と委員長。


「これがね、ヤドカリさんなんだよー」

「へ、へぇー」


心底楽しそうな真苗に苦笑いのモラル。


「ふむここらでやるか」


といいつつ、パソコンを開き、アニメを見ている友永さん。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「さぁてと、何するかな」


俺は見なかったことにした。というか知り合いだと思われたくなかった。真苗に至ってはもう幼児だった。モラルよりも子供に見えるって。


「おーい!井野宮もこいよー!」

「そうだぞ、委員長命令だ!」

「一緒にあそぼうー」

「わ、私からもお願いしますわ・・・・」

「井野宮君、アニメでも見ないか?」


ちぃっ!全員俺に話しかけやがって!まわりの人からすごくジロジロ見られてるよ・・・・。うわぁー、帰りてぇー。他人のふりしよう、他人のふり。


「おーい、素直にベッドの下にエロほ・・・・・・・・・」


「わぁったよ!いくよ!だからそれだけは言わないでー!!!!!」


泣きながらみんなのもとに走っていったとさ。うれし涙だからなっ!みんなが俺を必要としてくれることが嬉しかったんだからなっ!決してエロ本のことじゃないんだからっ!





「かなり疲れたな・・・・・」

「バスケより疲れた・・・・・」

「私も少しやりすぎた」

「どうした?なぜ疲れている?」

「友永さんは泳いでませんもんね」

「えー、終わりー?ビーチバレーしようよー」


真苗の体力には驚いた。友永さんは泳いでないからだけど真苗は泳いだぞ。それにビーチバレーなんて誰がやるかよ。


「おっけー!やるやる!」

「志野野辺、決着の時だ」

「びーちばれー?何それ?やってみたい!」

「何泣いているのだ?井野宮君」


なんとなくこうなることわかってたんだけどねー。俺の体力はゼロだよ。今ス〇イムに会ったらたぶん負けるよ。MP残ってても勝てないよ。


「ていうか友永さんもビーチバレーやれよ!」

「あぁ、やるぞ」


あれ?意外とあっさりしてるな。今まで泳いでこなかったのに。


そんなこんなで第一回ビーチバレー大会が開催された。

気分は最悪。そんなコンディションで挑むことになるとはな・・・・はぁ。

タイトルは浜辺。だと思います・・・・。


大分不定期になってきてますが頑張っていこうと思います!


でわ

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